【鬼滅の刃】甘い言葉に誰もが堕ちてゆく【男主】

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(こんなにゆっくりと街を歩くのは初めてだな
来たとしても用事が住んだら真っ直ぐ帰らされたし)


街へ着いたAは機嫌よく街並みをゆっくりと歩いていた


『あ、この羽織り結構いいかも』
(と言ってもお金ないから買えないんだよね)


残念だけどしょうがないと諦めて帰ろうとした時


「どうしたの？それ買わないのかい？」


『おじさん何？』


「さっきから君の事が目についてね」


『ふーん』


「よければそれ私が買ってあげよう、その代わr


『自分で買うからいいよ』


「おや、見てたけどお金ないんじゃないのかい？」


『今日は忘れただけ』
(欲しいけど俺の勘がダメだって警告出しまくってるんだよ)


「またまた、ほら遠慮しなくていいからおいで」


グイッ


(嘘でしょコイツ…)


腕を引かれあまりの気持ち悪さに固まってしまうA


それをいい事に早く外へ連れて行こうとするじじ…おじさん


「オイ、俺の連れに地味な事してんじゃねえよ」


「あ？なんだオ、マエは…し、失礼しました！！ごめんなさい！！」


おじさんが後ろを振り向くとそこには殺気もろ出しで仁王立ちしている宇髄


あまりの怖さにかなりいい歳したおじさんの癖に涙目になりながら逃げて行った

まあ涙目になるのはしょうがないのかもしれない
関係ない人達ですら涙目になりそうなのだから


おじさんが逃げて行くのを見届けると宇髄はすぐAに駆け寄る


「おい！大丈夫か！」


『ﾊｯ…て、天、元？』


ぎゅ


「ああ、俺だ
アイツはもういないから安心しろ」


『情けない所を見せちゃったね』


「気にすんな、見てない事にしといてやるよ」
(あの表情は簡単には触れちゃいけねえ顔だったからな)


『ありがとう…
今日は気分悪いから帰るね』


「今日泊まるとこ決まってるのか？」


『…そいえば決まってなかった』


「俺のとこ来いよ、今日は嫁達もいないしさっきことは忘れて派手に騒ごうぜ！」


『いいね、今日は寝かせないよ』


「上等だ！」


『意味わかってる？』


「え…は？あっちの…？///」


『ｸｽｯ嘘だけどね』


「お前なぁ…」
(絶対ェあの余裕そうな表情ド派手に焦らせてやる)

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