【鬼滅の刃】甘い言葉に誰もが堕ちてゆく【男主】

1 ページ1

不死川実弥 side


柱合会議の最中、いつもは絶対にないことが起きやがった


お館様の鴉が慌てた様子で飛んできた


邪魔するなんてよっぽどな用なんだろうなァ"？


「何かあったのかな？」


「お読みします…藤襲山の鬼が全滅しているそうです」


「「！！？」」


「…それは驚いたね、一体どんな子が全滅させたのかな？」


「合格者全員に聞きましたが誰一人として鬼は一体も首を斬っていないそうです」


「そうか…何があったのか藤襲山へ行ってもらおう」


「それでしたら俺が行きます」


「ありがとう、頼むよ」


「御意」


「じゃあ柱合会議の続きをしようか」


藤襲山の鬼を全滅させるなんて結構やるじゃねェか


どんな奴か会うのが少し楽しみだなァ


中々な奴だったら継子にしてもいいかもな


「それじゃあ今回はこの辺にしとこうか、次の柱合会議でも全員揃って迎えられる事を祈ってるよ」

「「御意」」


「不死川も報告楽しみにしている」


「御意」


お館様がいなくなると周りが話しかけてくる


「不死川さんが自ら名乗り出るなんて珍しいですね」


「別にいいだろォ」


「よもや！俺も行きたかったぞ！」


「ﾊｯなもん早い者勝ちだろうがァ」


「悔しいな！」


「派手なヤツだったら継子にでもするのか？」


「派手で決めるのはお前ぐれェだ」


「鍛えがいのある奴だといいな。最近の奴らは軟弱すぎる」


「錆兎は厳しいからすぐ逃げられる…」


「アイツらが軟弱なだけだ」


「どんな子かしらぁ楽しみでキュンキュンしちゃうわね！」


「甘露寺に迷惑を掛けてこなればなんでもいい、それより不死川あーゆう時は御館様の指示を待つんじゃないのか？ﾈﾁﾈﾁ」


(どうでもいいや…)


「怪我せず帰ってこい不死川よ…南無阿弥陀仏」


「ありがとうございます、悲鳴嶼さん」



次の日朝から藤襲山へ向かった

2→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す