【鬼滅の刃】甘い言葉に誰もが堕ちてゆく【男主】

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「時透少年がやるとは！珍しいな！」


「早く終わらせたいし…それになんかムカつくから」


『怒らせちゃったか…ごめんね』


「この試合にぶつけるから大丈夫」


『分かったよ』


「では俺が審判を務めさせて頂こう」


「頼んだよ…えーと、水柱さん」


『よろしく』


「では…開始！」


(1発で仕留める…)
「霞の呼吸 壱の型 垂天遠霞」


時透が素早い突きを決めようとしたが


スっ


軽々と避けてしまった


『神(しん)の呼吸 弐の型 ヘルメース』


呼吸を使い時透の後ろに回り込み
刀を落とさせた


「しまっ」


ギュ


『はい、これで俺の勝ち』


「なっ…」


『いいでしょ？』


「…Aの勝ち」
(早かった…)


(本当に勝ってしまうなんて…)


(文句のつけようがないな)


(よもや！柱になれるかなんて喜憂だったな！)


(ド派手な奴が来やがった…面白え)


(こうやって藤襲山の鬼も倒したのね〜素敵！)


(なんということだ…彼は神童だとでも言うのか…南無阿弥陀仏)


(嘘だと思っていたがあの話も本当だったんだな…)


(あんなに強かったのかよ…)


「Aが柱になる事に反対の者はいないね」


「「御意」」


「A今日から神柱になることを銘ずる」


『御意』


「他に何か質問のある者はいるかい？」


『お館様、無事入隊する事も出来たので
後のことは自分達にお任せください』


「…そうか、それじゃあお願いしようかな
次の柱合会議でも全員揃って迎えられる事を祈ってるよ」


「『御意』」


産屋敷は屋敷の中へ入っていった


(Aは私の体調が良くない事を気付いてたようだね、彼が敵でなくてよかった)



『何か聞きたいことあるかな？
出来る限り答えよう』


「それより何故あんなことを言ったのだ？お館様に無礼だろうﾈﾁﾈﾁ」


『皆と気楽にたくさん話してみたくてね』


「たくさんお話しましょうね！」


『もちろん』


「でしたら蝶屋敷で話しませんか？」


胡蝶の提案に全員賛成し、一同は蝶屋敷へと向かっていった



オマケ


「なんで僕のこと攻撃しなかったの」


『俺は悪逆非道する奴しか殺したくないし、
こんな可愛いくて優しい子を攻撃出来るわけないだろう？』


「会ったばっかなのに変なの」


『変でも俺の勘は外れないんだ。
君は可愛くて優しくて…素敵な子だよ』


「…無一郎」


『！ありがとう、無一郎』


「うん」

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