俺を見ている ページ8
及川side
モテるのは好きだし、ちやほやされたいって気持ちがあるのも認める。
でも
やっぱり俺を見てるんじゃなくて、俺の外側だったりを見ている気がして…少しだけ胸に棘がめり込んだ。
「クソ川、お前のファンうるせぇ」
「ちょっと岩ちゃーん、モテないからって僻みはみっともないよー?」
「その面ぐちゃぐちゃにしてやろうか」
いつも通り、準備運動をしている時…
きゃぁぁぁという声の中に、
「魚類〜!!!!コイ科〜!!!!淡水魚〜!!!!」
という声が聞こえた。
俺のファンは目が点になっていて、周りに居た岩ちゃん、まっつん、マッキーも同じようにぽかんとしていた。
でも俺はそれよりも、誰より真剣にバレーボールを観ていて、誰よりも俺を見てくれている彼女に目を奪われた。
練習の後、わざわざ待ち伏せまでして彼女を待った。
反応は薄かった、手応えもなかった、俺を見てるのに、俺に興味が無いみたいだった。
別にそこまでは予想出来てたし、驚かなかったけど1つ予想外なのは岩ちゃんと同じクラスということ。
ま、女っ気の欠片すらない岩ちゃんなら安心だろうけど…
「クソ川、なんか失礼なこと考えてなかったか?」
「い、いや…?」
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ヌイイ条約(プロフ) - ナンさん» めちゃくちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます!オイカワでいじるしか思いつかなくて…笑、及川さんはこれくらいいじってくれる人の方が似合いますよね! (3月13日 16時) (レス) id: 51bcf2ba29 (このIDを非表示/違反報告)
ナン - めっちゃ面白かったです!及川をオイカワでいじってる夢主に吹きましたw及川もっといじられろwww (3月13日 8時) (レス) id: 9c09e8155d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヌイイ条約 | 作成日時:2024年3月11日 23時