ありがとう ページ17
勉強会どころじゃなくなって、私の様子を見た孝支は、私を家まで送ってくれた。
「…孝支」
「解ってるからな、Aの言いたいこと」
全部バレバレ、きっと、きっと、私の気持ちも全て解った上で、伝えることを決めたんだろう。
「簡単に諦めるなんて出来ないから、まだ少し好きでいさせてほしい」
「うん、好きになってくれてありがとう」
こんなに可愛げのかけらもない私を好きになってくれてありがとう、私が最初に言おうとしたごめんは、孝支の伝えてくれた想いに相応しくない。
心の中だけで留めておこう。
それはそうとして、オイカワの私を見る目に熱がこもっていた…的なことを言ってたけど、それは孝支の見間違えか何かだと思う。
若菜孝支くんとはどうなったの?勉強会、楽しかった?
5分くらい返信に悩んだあと、ありのままを話すことに決めた
A告白された、だからほとんど勉強してない
友達に面白がられるのは嫌だから、詳細は省き、簡潔にわかりやすく説明した。
ピコン、ピコン、ピコン、と鳴る通知音は友達だが、無視を徹底する。
反応したらその瞬間からマシンガントークに付き合わされるのだから…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヌイイ条約(プロフ) - ナンさん» めちゃくちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます！オイカワでいじるしか思いつかなくて…笑、及川さんはこれくらいいじってくれる人の方が似合いますよね！ (3月13日 16時) (
レス) id: 51bcf2ba29 (このIDを非表示/違反報告)
ナン - めっちゃ面白かったです！及川をオイカワでいじってる夢主に吹きましたw及川もっといじられろwww (3月13日 8時) (レス) id: 9c09e8155d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヌイイ条約 | 作成日時：2024年3月11日 23時
