甘い/苦い ページ16
それはそれは甘い雰囲気、高校三年生の男女二人、
何も起こらないはずが無く…ってんなわけあるかい！！！何も起こらないし何も起こさない！
その為にはまず、この甘い雰囲気をどうにか断ち切らなければ！！
「ごめん、お手洗い」
パシッ、そんな音が鳴った。
その音は紛れもなく孝支が私の腕を掴んだ音で、目と目がバチッと合い…惹きつけられるように、孝支の目から逃げられない。
「逃げないでよ」
「…逃げてないよ」
「じゃあ、俺の目見てよ」
バッとそらした顔を正面に向けられる、孝支は逃してくれないみたいだ、この甘い空気からも、孝支自身からも…
「ダサいけどさ、焦ってるんだ」
「え…？」
「及川が、Aの事見てて…その目が、」
菅原side
Aのことは、中学の時から好きだった。ずっとずっと、そばで見てきたし、可愛いのに毒舌なところとか、でも結局は優しいとことか、そういう所がたまらなく愛おしく感じた。
できる事なら、俺だけのものにしたかった。
でも、Aは俺を恋愛対象として見てなくて、だからこそ、確実に落とせる場所を狙って、告白をするつもりだった。
でも、及川がAを見る目が、俺と同じで、熱を持っていた気がして。
「悪い、でも好きだから」
好きだからこの気持ちを隠すことなんて、もう出来ない
ああ…苦い
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ヌイイ条約(プロフ) - ナンさん» めちゃくちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます！オイカワでいじるしか思いつかなくて…笑、及川さんはこれくらいいじってくれる人の方が似合いますよね！ (3月13日 16時) (
レス) id: 51bcf2ba29 (このIDを非表示/違反報告)
ナン - めっちゃ面白かったです！及川をオイカワでいじってる夢主に吹きましたw及川もっといじられろwww (3月13日 8時) (レス) id: 9c09e8155d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヌイイ条約 | 作成日時：2024年3月11日 23時
