検索窓
今日:17 hit、昨日:10 hit、合計:747,061 hit

ー63ー ページ17

るぅとside

「ふぅ、あいつら今まで女の子居たことなかったから…」

はぁ、とため息をつく

『あー…なるほど』

「Aも、なんですぐ動かなかったの」

『…』

彼女は黙り混む

もしかして…?

『入れ墨。』

『さとみさんの入れ墨も見てみたかったの』

なーんだ。

…もぅ、好奇心旺盛なんだから

『ねぇ、痛かった…?』

彼女は僕の背中のちょうど入れ墨部分をなぞる

「んーん、痛くなかったよ。日々の訓練よりかはね?でもオススメしない」

僕がそう言うと、彼女は控えめに笑って『入れないよぉw』と言った

彼女が入れ墨を入れると言ったら僕は、めちゃめちゃ反対するだろう

だって、こーんな綺麗な肌に合わないよ

君が肌に付けていいのは、僕のつけた跡だけだからね?



ご飯中、必死にスープに息を吹きかける彼女

『ふーっ、ふーっ、』

「もうそれ、冷めてるよ〜?」

『冷めてないっ!』

猫舌なんだ…

猫舌の人なんてそこらじゅう居るのに、彼女だと可愛く感じてしまう

「あったかい方が美味しいって…」

『んむぅ…そんなの分かってるもん。でも飲めないんだもん』

僕はムスッとする彼女が可愛くて「お子様だ」と煽ってみる

『なっ、お子様じゃないもんっ!』

そう言い張ると、スープを飲む

彼女は目をまんまるにさせて、僕を見た

『熱くない…!』

「だから言っただろう」

Aはへらっと笑って、『なんで分かったのぉ…』と言った

狡いな、その顔

胸の奥の方が、きゅっと締めつけられるような感覚

「んー、そんだけ冷ましてたら分かるに決まってるでしょ?」

『るぅとさんは私の事よく見てくれてるんだねぇ…』

彼女は、意地悪に笑う

言ったでしょ?

僕に意地悪するなんて、100年早いんだよ

「当たり前だ。Aに惚れてるからな」

『…へ?』と間抜けな声を出した彼女

その顔はみるみる赤くなっていき、『もう、るぅとさん…!』とポカスカ僕を殴る

その弱っちぃ力といったら…w

僕は笑顔で彼女の頭を撫でる

彼女は頬をぷくっと膨らまして、僕を見つめる

ほんとあざといなぁ

あざとくすると僕に構って貰えるの知ってるんでしょ

…まぁ、そうなんだけどね?

だって、こんな子ほっとく訳ないじゃん

僕は、彼女を抱きしめる

彼女は『んふふっ!』と笑って僕にスリスリとする

可愛いすぎだよ…

何回惚れさせるの…?

ー64ー→←ー62ー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (549 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1086人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , るぅと
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

痛い奴(プロフ) - 追記: 盗作の作品消去されたみたいです。 (2022年1月5日 12時) (レス) id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
痛い奴(プロフ) - ぺろんさん» ほんとにすみませんm(*_ _)m盗作だったんですね………読者も通報とかできる限りの事は頑張ります。ぺろんさんの作品大好きなので新作楽しみにしています!! (2022年1月5日 12時) (レス) @page46 id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺろん(プロフ) - 痛い奴さん» ご報告ありがとうございます🙏🏻その作品はこちらが作った物ではないので、盗作されてしまったようです…。注意喚起など頑張って対処致します。ホントにありがとうございました! (2022年1月5日 1時) (レス) id: e87da7865a (このIDを非表示/違反報告)
アオヤギ - こういう感じで莉犬くんバージョンも作ってほしいです‼︎ (2022年1月4日 21時) (レス) @page11 id: 78343aace0 (このIDを非表示/違反報告)
痛い奴(プロフ) - 追記: 本人さんが新しくプリ小説を始めていたのならすみませんm(*_ _)m (2022年1月4日 20時) (レス) @page18 id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぺろん | 作成日時:2020年4月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。