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Aside
「ついでに紹介するね」
「うちの番犬を」
そして、出してきたのは三びきの犬
「たぴ、つくね、モカ」
順番に指を指していくさとみさん
…トイプードルと、ポメラニアンと、ミニチュアダックス
番犬って感じじゃないなぁ…
「可愛いでしょ」
『はい、とっても可愛いです!』
「それは良かった」
「あぁ、るぅとの部屋に案内するよ」
さとみさんは思い出したように言う
「こっちこっち」
さとみさんに連れてこられた部屋の前
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『る、るぅとさん、Aです』
「どーぞ」
ふすまをゆっくり開けると、やさしい黄色の着物を着たるぅとさんが縁側に腰掛けていた
そして、縁側から見える庭園にはたくさんの芽が出ていた
「おはよう」
彼は向日葵のような暖かい微笑みでこちらを見る
『おはようございますっ』
「迎えに行けなくてごめんね?片付けにバタバタしてて」
『ぜんぜん大丈夫です!』
「まず、荷物入れてこっか」
そして、荷物を順番に片付けていく
…すごく大きな部屋
るぅとさんこんなところで一人で寝てたのかな
ちょっぴり寂しい気もするけど、これからは一緒だ
荷物が片付け終わり、少し探検でもしようかと、部屋から出る
少し歩くと、今まで一番大きい部屋についた
そこには、アカネちゃんやジェルさん、莉犬さんなど、皆が集まってわいわいしていた
アカネちゃんは私を見つけるなり、駆け寄ってくれた
「Aちゃん!待ってたよ」
≪待ってるから≫
あ、あのときの待ってるからは、こういう意味だったんだ…!
「こんな男しか居ない場所で女一人って本当に気まずかったの!」
「Aちゃんが来てくれて良かった〜!」
ぎゅっと抱きつかれる
『わっ、アカネさん苦しいですよぉ』
「アカネ、落ち着き?」
ジェルさんの一言でアカネさんは離れた
『こ、ここはなんの部屋なんですか?』
私の質問に、飴玉を舐めていたころんさんが答えた
「ここは、んーと、皆が集まってのんびりするお部屋」
莉犬さんが続ける
「一緒にお話したり、遊んだりするんだよね〜!」
「全員に一斉に伝えたい事がある時も、ここ集合やな」
ジェルさんが、後付けして、なんとなくこの部屋の意味がわかった
「そうだっ!ついでにお部屋案内してあげる!」
莉犬さんが言う
私はお言葉に甘えて莉犬さんに案内してもらうことにした
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ちさの(プロフ) - 急にすいません!前作のさとみくんところんくんの作品のパスワードを教えて頂けると幸いです!数年前に主の作品閲覧してとても素敵で読み返したくて連絡しました!お返事あるとうれしいです! (2月4日 13時) (レス) id: 41329be7f2 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 関係ないことすみません。ころん君作品の「うちの秘書(彼女)が愛おしい」のパスワードを教えて頂けると幸いです。すみません (10月28日 20時) (レス) id: bc3ef18ba1 (このIDを非表示/違反報告)
みれー(プロフ) - 何故かすごい場違いに遠井ちゃんのドレス姿想像して悶えてた私とは。 (2021年4月7日 1時) (レス) id: 1a09ad4f7d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ@低浮上(プロフ) - 突然コメントすいません(汗)3週目です!るぅとくんも良いけどころんくん版も見てみたくなる。。。( (2020年9月5日 9時) (レス) id: 3b0784c8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 遠井さんとあおいちゃん幸せそうww羨ましいww (2020年8月16日 11時) (レス) id: a29804fdb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺろん | 作成日時:2020年3月27日 20時