学校 ページ29
『けんすけぇ〜、行きたくないぃ〜!』
け「だーめ!あと、事務所から電話かかってきてたよ!」
『じゃあ撮影する!』
け「もう遅いって、遅れてでも行くよ!」
『せめて遅れて行きたい』
け「冗談!いこ?」
『はい…』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんなに元気ないのに周りはきゃーきゃー状態。
走って校舎へ入る。
教室にも入りたくない。
アリス「あ、A…」
あいり「おはよー!…あれ?」
なな「昨日の撮影も来なかって1人だったんだよ」
や「Aちゃん…?」
と「え、どうしたんですか」
あいり「LINEも送ったのに」
『…あ、本当だ…ごめん。』
や「本当にどうしたの」
『ちょっと、元気なくて…ね、今日はソッとして欲しいんだ』
ののか「……行こ、迷惑かけちゃダメだよ」
と「本当に気をつけて」
ーーーー
はじめside
あいり「ねえ、A、どうしちゃったの」
た「昨日、はじめと喧嘩して…」
ののか「昨日謝ったんじゃないの?」
は「いいよ…あんな人」
だ「はじめ…」
ーーーーーーーーーーーー
Aside
聞こえてるよ。
ああ、いやだ。
けんすけに電話する。
け「はーい!姉ちゃん?学校行ったんでしょうね!」
『けんすけ、あんた学校行ってないの…?』
け「もう少しで家出る。」
『ふーん、わたし今から帰る、』
け「え?嘘でしょ」
『事務所に謝って、ご飯を食べる、』
け「え!姉ちゃん!」
『まだご飯食べてないの知ってるでしょ。もう、学校もやめる』
け「なに言ってんの!?」
電話をスピーカー状態にして、帰る用意をする。
『だからそのまんまの意味。事務所行って帰るね〜、』
け「姉ちゃんっ!」
わたしは電話を切って帰る用意を続ける。
みんなこちらを心配そうに見つめる。
『じゃ、お世話になりました』
た「ちょっ!A!」
『たなっち、バイバイ』
だ「A、冗談だよね、ね!」
『あははっ、冗談じゃないんだぁ』
『じゃあね』
そう言ってこの場を後にした。
15人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ニコちゃんマーク | 作成日時:2019年7月21日 18時