可愛くない、7 ページ7
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クソ川は女子にヒラヒラと手を振って教室に戻ってきたはじめの方に行ったから席は空いた。
この瞬間を待ち望んでいたはずなのに、今まで鈍かった生理痛が急に酷くなって反射的にその場に座り込んでしまった。
視線感じるけど気にしていられる余裕はない。
すぐに、大丈夫かって、駆け寄って来て背中をさすってくれるはじめ。
『へー、き。ちょっと、お腹痛いだけ。』
仲がいいとはいえ、はじめは男子だし、生理ですなんて本当のことは言いにくい。
こういうとき、女の子の友達が居ればなー。
いや、居るには居るけど、クラス遠いし。
心配そうな顔をするはじめ。
と、
早足で教室を出て行くクソ川。
別に、心配してほしかったわけじゃないけど、なんかこう、
ムカつく。
あー、そろそろ退かないと邪魔になっちゃうか、立たなきゃ。
立とうとしたのを察したはじめは、肩を持って支えてくれて、そのまま自席にまで送ってくれる。
『ありがとねはじめ。』
「おう、お大事にな。」
席を離れないで、机に突っ伏すあたしの頭を撫でていてくれるはじめ。
安心する。
優しいなあ、はじめは。
どこかの、薄情者のクソ川と違って。
「あ、クソ川。」
…クソ川？どうせ、岩ちゃんから頭撫でられるのなんて俺許さない！とかそんなんでしょ。
「これ、保健室で、貰ってきた。お腹の薬。」
息切れしながら話すクソ川。
見ると、あたしが生理のときにいつも飲んでいる薬だった。
これ、お腹の薬じゃない。
もしかして、クソ川あたしが生理だって分かってたの？
薬と一緒にクソ川が渡してきたのは開封されていないペットボトルの水。
う、わ、
クソ川の癖に。
『あり、がと。お、及川。』
ここまでしてくれた相手に クソ川 なんて言うほどあたしの根性は曲がっていない。
及川って言ったら、目見開いて吃驚してたけど。
「うん。あ、あとこれ。カイロ。お腹あっためときなね。じゃ、ばいばーい。」
手を振りながら教室を出て行くクソ川をはじめと眺める。
「ごめんな、俺ここまで気遣えなくて。」
『なんで謝るの。いいんだよはじめは、頭撫でてくれただけで凄く安心したよ？ありがとう。』
「…なら、いいけど。」
クソ川、いつもあんななら 及川 って呼んであげるのにな。
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ぺ子。(プロフ) - 翠さん» ありがとうございます（；＿；）お気付きになりましたか、そうです7月下旬は及川さんの、、 (2015年1月25日 22時) (
レス) id: 92d0c12ad3 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 面白かったです、更新頑張ってください!! 7月下旬……Σ(゜Д゜)ﾊｯ (2015年1月25日 13時) (レス) id: b28d29c194 (このIDを非表示/違反報告)
ぺ子。(プロフ) - ゆぅ〜なさん» 三ヶ月に意味があるんで長いですけど多目に見てください（；＿；）はい、更新頑張りますね！ (2015年1月24日 22時) (レス) id: 92d0c12ad3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ〜な(プロフ) - 夢主ちゃんと及川さんとのお試し交際の３ヶ月……どうなるか、更新されるのが待ち遠しいです(=^ェ^=)ﾜｸﾜｸ☆ (2015年1月24日 13時) (レス) id: 6e04cf754d (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ〜な(プロフ) - 及川さん、『３ヶ月だけ』って言ってるけど……３ヶ月って、１年の1/4って考えると長いですね(笑) お試しって長くても１ヶ月のイメージだったので、３ヶ月もあるなら、及川さんに頑張って欲しいです(^-^)v (2015年1月24日 13時) (レス) id: 6e04cf754d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺ子 | 作成日時：2015年1月4日 10時
