10 救援 ページ12
戦いが始まり、数時間経った。
兼近｢うぉらああ！」
兼近が炎の剣を振り回してたくさんの人を吹っ飛ばす。
だが、倒れても他の奴らが次から次へと襲ってくる。
息遣いが荒く、剣の炎が弱くなっている。
美希｢松陰寺さん、治療、お願いして、いいですか？」
岡部「すみません、俺も、お願いします。」
松陰寺｢あぁ、今すぐ。」
美希くんの手の傷、岡部の体の傷を時を戻して治す。
美希くんも何十本も矢を射ている。岡部も相手を石化させて、人数を減らしているものの、体力が尽きそうだ。
松陰寺｢兼近くんも回復させないと…美希くん、
足止め頼む！」
美希｢えっ⁉特攻するんですか？無茶ですよ！」
止めようとする美希くんを余所目に、兼近の周りにいる奴らの時を止め、兼近に駆け寄る。
兼近｢インジさん⁉温存しててって言ったじゃないっす
か！オレまだ大丈夫ですんで…」
松陰寺｢大丈夫じゃないだろ！剣の炎も弱くなっている
し。回復させるからちょっと止まって！」
兼近の体の傷も治して、美希くんのいた場所に戻ろうとしたが、それは叶わなかった。
周りにいた奴が動き始めてしまった。しまった。焦りがpowerに影響されてしまって完全に止め切れなかった。
俺に集中して襲ってくる。何で？兼近が近くにいるはずなのに、全員こっちに向かってくる。
松陰寺｢っ…『時を止めよう』…駄目だ！」
もう一度時を止めようとするが冷静になれず、うまくいかない。
兼近｢インジさん！！」岡部・美希「｢松陰寺さん！｣｣
皆が必死に俺の名前を呼んでいる。奴らの手が俺に伸びてくる。思わず、俺は目をつぶってしまった。
目を開けると真っ暗闇だった。あれ？俺、皆と戦ってたはずなのに。
でもこの暗闇はなんだか懐かしく感じる。
すると俺と同じ顔が覗き込んできた。
松井｢…本当、危機一髪だったな。」
松陰寺｢松井⁉どうしてここに？」
松井｢お前はとりあえず落ち着くまでここにいろ。
一緒にいた警察官はお前の後輩だよな？」
松陰寺｢あぁ…って松井！何で俺の服脱がそうとしている
んだ⁉」
松井｢いくらお前と同じ顔でも俺の私服じゃ後輩達に信用
されねぇだろ。だから警察の服と交換しろ。」
松陰寺｢松井も戦う気なのか⁉…っ分かったから、自分で
やるから！」
松井｢後輩ってさ、兼近と岡部と美希だったっけ。」
松陰寺｢そうだが、松井の事言ってないぞ。」
松井｢俺から説明するよ。」
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ぺーまめ - いえいえ！こんな素敵なお言葉ありがとうございます！ (2022年4月2日 17時) (
レス) id: 63d7921bbf (このIDを非表示/違反報告)
虎のすけ - ペーまめさん» 返信遅れてすみません。考えを越すものばかりなので、本当に尊敬します！ぺーまめさんの作品全て大好きです！これからも頑張ってください。応援しています！ (2022年3月30日 20時) (レス) id: 0fdf869e64 (このIDを非表示/違反報告)
ペーまめ - ありがとうございます！虎のすけさんの考えていたものに及ばないかもしれませんが、暖かく見守ってください（笑） (2022年3月15日 21時) (レス) id: 63d7921bbf (このIDを非表示/違反報告)
虎のすけ - 設定を使ってくださって本当にありがとうございます！作品めっちゃ面白いです！続きが楽しみです！ (2022年3月15日 12時) (レス) @page2 id: c90de1a207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペーまめ | 作成日時：2022年3月14日 22時
