・...S.K ページ30
加藤「抱きしめてもいい？」
真剣な表情でこちらを見る。
いつもは聞いてこないのに、、、。
いつもと違う。何かが違う。
そう感じる。
A「うん、どうぞ」
両手を広げる。
するとシゲちゃんが優しく包み込みように私を抱きしめる。
私の中でのシゲちゃんは物とかの扱いが雑なイメージなんだけど、優しい触り方もできるんだなぁ。
そう思うと笑えてきて、少し笑みが溢れる。
加藤「今、なんか変なこと考えてただろ」
と、少し腕の力が強くなる。
A「なにも〜」
何分経っただろうか。
ずっと抱きしめあった状態が続いたとき、シゲちゃんが私に声をかける。
加藤「あのさ」
加藤「一個聞いていい？」
表情が見えない状態でシゲちゃんが私に尋ねる。
加藤「Aは彼氏欲しいって思ったことある？」
あぁ、きっと私が変な質問したからシゲちゃんも気になっちゃったんだろう。
A「さぁ、どうでしょうね」
先程の仕返しをする。
加藤「、、、俺、Aに彼氏ができるとか嫌なんだけど」
A「私が離れそうだから？」
まっすーも。
私が離れるのを考えたくないと言っていた。
加藤「それもあるけど」
シゲちゃんがこちらに顔を向ける。
腕の力が更に強くなる。
加藤「俺さ、さっきはごまかしたけど、ちゃんと言う だからAも教えて？」
加藤「俺、好きな人いる」
驚いた。
シゲちゃん、好きな人いるのか。
そっか、全然知らなかった。
、、、そうだったのか。
加藤「Aは？」
A「、、、いないよ」
少しシゲちゃんの目が見開いた気がした。
A「でもね、、、」
A「気になる人はいるかも」
正直に答える。
するとシゲちゃんの顔が近づく。
加藤「俺の知ってる人？」
A「うん、知ってる」
加藤「まだ、好きにはなってないんだよね？」
A「うん」
そう答えた瞬間、シゲちゃんの顔が更に近づいて。
ちゅ。
私の唇にシゲちゃんの唇が触れる。
A「へ、、、」
加藤「ねぇ、だったらさ俺を選んでよ」
シゲちゃんの目を見てすぐに分かる。
これは冗談とかじゃない。本気の目だ。
加藤「俺、ずっと前からAのことが好きなんだけど」
時刻は20時58分。
私は、シゲちゃんに告白された。
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えり(プロフ) - 結乃さん» はじめまして！ご指摘ありがとうございます。修正しておきますね！ (2022年3月25日 8時) (
レス) @page5 id: 0ce97278be (このIDを非表示/違反報告)
結乃 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡ •...K.Kのここの部分 私がいるかなかな？そりゃ、警戒するよね、久しぶりだもん。 これ正しくは私がいるからかな？ではないんでしょうか？ (2022年3月25日 1時) (レス) @page6 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2022年1月6日 13時
