・...S.K ページ28
ソファに座ってシゲちゃんを待つ。
シゲちゃんのいないシゲちゃんの部屋、、、。
シゲちゃんの匂いに包まれているからか、シゲちゃんがいないのにシゲちゃんがすぐそこにいるような感覚に包まれる。
ガチャ
玄関から音がする。
玄関に向かうと脱いだ靴を整えている人が。
A「シゲちゃん？」
加藤「ん、ただいま」
A「おかえり、シゲちゃん」
洗面所へ向かい手を洗うシゲちゃん。
加藤「ほら、突っ立ってないでリビングに行くよ」
と、手を繋がれる。
リビングに行く。
シゲちゃんがソファに座ったので、私も隣に座る。
加藤「もう下ごしらえはしてあるから、ご飯できるのは早いと思うけど」
A「了解」
加藤「なんか飲みたいのある？」
A「水がいいな」
加藤「はいよ」
と、キッチンにある冷蔵庫まで向かう。
水を取り出し、コップに注ぐシゲちゃん。
ことっ、と机に置いてくれる。
A「ありがと」
加藤「ん」
と、自分用に用意された水を飲む。
A「ねー、シゲちゃん」
加藤「何？」
A「シゲちゃんって好きな人いる？てか彼女っている？」
加藤「ぐふっ」
むせたみたいだ。
A「ちょ、だ、大丈夫？！」
シゲちゃんの背中を擦る。
加藤「急にまたどうして、、、」
A「いやさ、なんとなくだよ」
加藤「A？」
私の顔を覗き込むシゲちゃん。
数秒沈黙がある。
何を考えているのだろうか。
すると、シゲちゃんが私の背中に手を回し、ぐっと腕の中に引き寄せる。
A「シゲちゃん？」
加藤「少なくとも俺はAを残して彼女を作る気はないよ」
A「じゃあ好きな人はいないの？」
じっ、とシゲちゃんを見つめる。
かすかに頬が赤くなった気がした。
加藤「さぁ、どうでしょうね」
A「ケチ」
加藤「うるせー」
ハハハ、と笑うシゲちゃん。
さ、飯でも作ろうかなと、キッチンに向かった。
む、逃げられた。
シゲちゃん、好きな人いるのかな？
慶ちゃんは多分、いない。
毎晩のように電話かけてくるし。
まっすーは、、、いるのかな？
聞いたことないけど、わからない。
スマホを開いてまっすーにラインを送る。
A『まっすーは彼女いる？』
すると、数秒ほどで既読がつく。
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えり(プロフ) - 結乃さん» はじめまして！ご指摘ありがとうございます。修正しておきますね！ (2022年3月25日 8時) (
レス) @page5 id: 0ce97278be (このIDを非表示/違反報告)
結乃 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡ •...K.Kのここの部分 私がいるかなかな？そりゃ、警戒するよね、久しぶりだもん。 これ正しくは私がいるからかな？ではないんでしょうか？ (2022年3月25日 1時) (レス) @page6 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2022年1月6日 13時
