Dr.SnowManさんたちの日常(6)

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深澤side




Aちゃんの陣痛が始まってから、しばらくは俺と照でAちゃんのベッド脇でケアをしてたんだけど、、、、



初産ってのもあるのか、中々子宮口が開いてこない。



長い陣痛に疲れも見え始めて、Aちゃんもかなり辛そうなんだけど、こんな時に限って、照の担当患者さんが子宮口全開になったってPHSで呼び出しが。






岩「A、俺たちの子どものためにたくさん頑張ってくれてるのに、側にいれなくてごめんね。

担当妊婦さんの出産終わったらすぐに戻ってくるから、少しの間だけ、ふっかと待っててね。」



貴「はぁ、、はぁ、、わたしはっ、だいじょうぶ、、だよ、、、^ ^

照との赤ちゃんのために、、がんばるからっ、、」



岩「ありがとうっ、、すぐに戻ってくるからね(撫

ふっか、俺がいない間頼んだ。」



深「うん。照の代わりにはなれないだろうけど、Aちゃんのケアさせてもらいます。」





ベッド脇にしゃがんでAちゃんと目線を合わせてから、それはそれは愛おしそうにAちゃんを抱きしめてから、急いで分娩室に向かっていった照。



Aちゃんももちろん照がいなくなってしまった不安はあるだろうけど、赤ちゃんのために一生懸命陣痛の痛みに耐えてる姿を見たら、なんか俺が泣きそうになっちゃったわ。






深「Aちゃん、一回子宮口の開き確認しよっか。

ゆっくりでいいから仰向けになれる？」



貴「はぁ、、はぁ、、うんっ、、、涙」



深「ありがと〜^ ^ じゃ、ちょっと脚立ててね。

お、さっきよりは少し開いたね。ちょっとだけ内診させてね。痛かったらごめん。」



貴「っっんんっーーーっ、、ぃた、、ぃ、、涙」



深「痛いよね、ごめんね。あと少しだからね。

それまで一緒に照待ってよう。」





このペースだと、Aちゃんは陣痛の痛みに耐える時間が長くなっちゃうけど、子宮口全開になるまでには照戻って来れそうだな。



なんて思ってたら、阿部ちゃんも様子を見にきてくれた。





阿「どう？子宮口開いてきてる？」



深「あ、阿部ちゃん。そうね。ちょっとずつだけど5センチから6センチまで開いてきた。

Aちゃんも呼吸法しっかりやってくれてるし、すっごい頑張ってくれてる。」



阿「そっか^ ^

Aちゃん、あと少しで赤ちゃんに会えるからね。

痛いと思うけど、もう少しだけ頑張ろうね。」





本当、あと少しで赤ちゃんに会えるよ、Aちゃんも照も。

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