Dr.SnowManさんたちの日常(6)

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目黒side




翔兄と交代で出勤挨拶がてら医局に顔出して。




妹が来てることをすでに話してくれてたのか、"回診代わりにやっとくから、気になる患者さんは妹さんの診察後個別に対応お願い"って、同僚が言ってくれた。




急いでAと翔兄がいる処置室に戻ったら、すでに翔兄がAに心電図装着して、波数確認してる。






目「先にもう心電図してるのね。」



渡「うん。とりあえず心電図と心エコーしよっかなって。」



目「そっか。了解。」



渡「っし。心電図はデータ取れたから終わり。

ついでにこのままカテーテルの消毒しよっか。」



目「了解。準備してくる。」





処置室のカートに一式消毒処置の道具を入れて、Aのベッド脇まで戻る。




Aの小さい体に似合わない、留置用カテーテル。



本当はAの身体に1ミリだって傷を付けたくなかったけど、お家で暮らしたいっていうAの希望を叶えるには、胸の辺りに長期留置用のカテーテルをぶっ刺さないといけなくて。



毎日このカテーテルに薬剤を繋いで体内に薬を入れるんだけど、カテーテルは菌が付着しやすいから、こまめに消毒する。







貴「だからっ！なんで翔兄はそんなにデリカシーないのっ！

もう、タオル勝手に取らないでよ。」



渡「いや、もう見慣れてるし、別になんとも思ってないもん。

変に気遣ってコソコソやるほうが気持ち悪いだろ。」



貴「はぁ...。全くわかってない、翔兄は。

そんなんだと、患者さんたちからモテないよ！！」



渡「はっ、？お前さ、俺の人気知らないからそんなこと言えんだろ？」





なんてまたもや兄妹喧嘩？言い合い？が勃発。




翔兄は医者だし(ガサツだし)、そんなに気にしてないんだろうけど、患者さん側からしたら気にする人もいるよね。




俺もついついそういう細かい配慮忘れちゃうから気をつけないとって思う。笑






目「ほら、タオルかけたままで大丈夫だから、カテーテルの消毒させてね。

ヒリヒリしたりしない？大丈夫？」



貴「うん、、、大丈夫。」



目「本当カテーテルあると、風呂入るのも大変だしこまめに消毒も必要だし色々と面倒だよな...。」



貴「そうだね...。まあ、でもこれのおかげでお家で過ごせてるから、、、^ ^」





消毒も終わったし、最後エコーで確認して輸液繋いだら大丈夫そうかな。




思ったよりは悪くなってなさそう。

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