Dr.SnowManさんたちの日常(6)

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岩本side





準備が終わったタイミングを見計らって、阿部ちゃんが内診室の扉をノックしてから部屋に入る。




内科とかの普通の診察と違って、デリケートな診察だし、診察に俺も付き添うかはAの気持ち聞かないとなって思ったから、一旦阿部ちゃんだけ部屋に入って、確認してもらった。




すぐに診察室からひょこって顔出して、"照も一緒にいてほしいって"って言われたから、俺も診察室に入ってAの頭側に移動。






岩「A、深呼吸してリラックスしてたら大丈夫だからね。」



貴「うっ、、んっ、、。でも、っ、私あんまり、、慣れてなくて、、阿部先生にめいわくっ、かけちゃうかも、、涙」



岩「そんなの気にしなくて大丈夫(撫

ねっ、阿部ちゃん。」



阿「うん、迷惑とか考えなくて大丈夫だよ^ ^

お腹もまだ痛いと思うし、検査でも痛かったりしたら我慢せずに教えてね。」





Aは普段から周りにすごく気をつかう子だから、検査の時も"迷惑かけちゃうかも"って人の心配。



そんなところも愛おしいなって思いながら、"大丈夫、大丈夫"って落ち着いて検査を受けられるように、手を握りながら肩を摩ってあげた。





阿「Aちゃん、生理中だから気持ち悪い感じするかもだけど、少しだけ我慢してね。」



貴「は、、いっ、、、涙」



阿「じゃあ触診していくね。ふーって息はこっか。」



岩「A、A。力入っちゃうと痛くなるからさ、俺と一緒に深呼吸しよっ^ ^」



貴「ぅぅっ、、、涙」



岩「頑張れ、、、大丈夫、大丈夫(撫」





お腹の痛みと検査の違和感があるのか、やっぱり上手く力が抜けないみたいで、Aの顔が歪む。



隣にいてできることは、"大丈夫だよ"って声かけてあげることと、少しでも落ち着けるように頭を撫でてあげることくらいで、、、、



阿部ちゃんもなるべく早く検査が終わるように、"次エコー入れて子宮と卵巣の確認するね〜""また違う器具入れるけど大丈夫だよ〜"って声かけながらササッと検査進めてくれてる。





貴「っっ、、たぃ、、、、涙」



岩「痛い、、、？大丈夫？(撫」



阿「ごめんね、痛いかな？一旦抜くね。もう一サイズ小さいのにするね。」





ずっと声出さずに耐えてくれてたから、Aが声を出して"痛い"って言ったってことは、だいぶ痛みが強く出たんだろうな。



阿部ちゃんもすぐに気づいて対処してくれたから、良かった。

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