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MH * お手紙? ページ36

「ねぇAヌナ」
「ん?」


「カバンから何か紙落ちたよ、はいこれ」
「え、ありがとう…何これ」


「え、ヌナのじゃないの?」
「うん、見覚えない」


「見せて。うーん…手紙っぽい…?」
「誰かのイタズラかな?」


「中見てもいい?」
「うん」


「あっ、普通にお手紙だ。『この間は手伝っていただきありがとうございました。ちゃんとお礼もせず去ってすみません。お礼がしたいので良ければ連絡ください。』だって。あとIDと名前が書いてあるけど。名前に聞き覚えは?」
「ん〜…たぶん知らない…。それ私宛なのかな?宛先は書いてないの?」


「うーん…、ちょっと字が汚くて読めない」
「見せて」


「僕が読めないからたぶんヌナも読めないよ」
「そっか」


「最近知らない人のお手伝いしたとかは?」
「…道を教えてあげたのが何回かあるくらいかなぁ」


「ヌナって何気に道よく聞かれるよね、人見知りなのに」
「そうなの。しかも私説明が下手だから道案内苦手なのになぜかよく聞かれるの…あ、あと写真も撮ってくださいってよくお願いされるよ」


「それは芸能人だからでしょ?」
「あ、私とじゃなくて、カメラのシャッター押してくださいって !あはは!全然気付かれないんだよ〜悲しいことに!」


「笑うとこなの?」
「それはもう」


「まぁそれは置いといて、道案内した人はヌナのカバンにこれを入れられないよね?」
「そうだねぇ、観光に来たっぽい人ばっかだったし。何回も会う感じではないよね」


「じゃあこれはきっと間違いだね」
「そうかも。さっきエレベーターとか廊下で何回か人とぶつかったからその時に間違って入っちゃったのかもね」


「一応他のメンバーにも聞いておくからこの紙もらっといてもいい?」
「あ、聞いといてくれるの?ありがとう!なんかごめんね?」


「いいよ。



危機管理委員会に報告しとかなきゃね」

-


SC「それこないだの携帯探しのやつだと思う」
JS「Aちゃんは結局詐欺だと思ってるからお手伝いってのには引っかからなかったんだね」
JH「咄嗟にA宛のこと隠したミョンホナイス!しかしめげない奴だな。ますますAを1人で歩かせらんない」

SG * 続・面白い話→←MG * ミンギュ先生



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作者名: | 作成日時:2019年5月24日 23時

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