ヨジャマンネやってます、4

▽ ページ3

jeonghan side



羨ましがられるメンバーを尻目に

自分も寝る支度をしてミアの部屋へ向かった



「ミア？入るよー」


『はーい、』



ベッド横のライトだけをつけて本を読むミア

絵になるね、

俺もベッドに入り、本をのぞいてみた



「それ日本の本？」


『うん、気になって買ってみた』


「面白い？」


『うん、ある喫茶店に行くと過去に戻れるってお話なの』


「ふーん、過去ね、」


『オッパはさ、過去に戻ってみたい？』


「うーん、、、どうだろ

ミアは？」


『、、、戻りたいとも思うし、

戻りたくないとも思うかも

変えられることもあるかもしれないけど、

過去が変わったらこうしてオッパに出会えてなかったかも知れないしね、』



たしかに、

過去を変えれば未来も変わる

俺もメンバーも、ここにはいないかもしれない



『練習生時代、覚えてる？

オッパ、、あたしのこと嫌いだったでしょ、

あたしが頑張って話しかけても無視してた、』


「そうだっけ？」


『そうだよ！！

悲しかったんだから、、』


「ミアが可愛すぎて緊張してたんだって、」


『嘘ばっか、』




嘘じゃない、

実は本当だったりする

初めて練習に加わった時

女の子が1人男に混ざってるのは驚いたけど

それ以上に、

こんなにも美しくて可愛い子がいるんだって驚いた

もちろん話しかけられてもまともに目すら合わせられないから

会話なんてできたもんじゃない



SG"ヒョン！ミアが話したがってますよ！"


"え、、あぁ、、、"


SG"ミアが自分から話してみたいなんて言ったの初めてですよ？

普段すごく無口なんですから！"




そうスングァニに言われて

やっと話す勇気が持てたんだ、

でも、

いざ目の前にすると緊張してそっけない態度ばっかりだったかも、、



『最初はね、

オッパのこと苦手だったの、

綺麗なのに性格良くないなーって思ってたんだ、』


「え！ひどくない？！」


『だって無視するし話すとなんか怖かったし、

絶対あたしのこと嫌いじゃん！

って思ったんだもん！

でも、練習帰りたまたま残ってたオッパが傘入れてくれた日あったでしょ？

あの日から大好きになった、』




あの日外は土砂降りだった

みんなそそくさと帰ってく中

ミアがいないのに気づいた






たまたまなんかじゃない、、

待ってたんだよ

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