Unexpected reunion ページ9
・
・
どれくらい歩いただろうか。
荷物を持って練習室から飛び出してきた私は、
夜の東京の街をひたすら歩く。
幸い マスクをして顔は隠れるため、誰も私がINIの芹川Aだとは気付かない。
それに、バッグにはスマホと財布が入っており、お金も
ビジネスホテルで一泊できるくらいの金額はある。
周辺のビジネスホテルを探すために、スマホを開いたら、とんでもない数の不在着信。
マネージャーさんや雄大くん、迅くんや柾哉さんなど、合わせたら100件以上にもなる。
今頃、みんな私のこと探してるのかな…
それとも、そのうち戻ってくるだろうと思って、練習を続けているのだろうか…
ううん、考えるのはやめよう。
検索アプリを開こうとした瞬間……
((ドスッ
誰かにぶつかってしまい、手に持っていたスマホが落ちた。
『 ご、ごめんなさい！ 』
「 こちらこそすみません！ 貴方のスマホが… 」
『 いや、ちゃんと前を見てなかった私が悪いので！ 』
「 僕の方こそ……っ、もしかして、Aちゃん…？ 」
『 …その声は、與那城さん…？ 』
與「 そう！ 久しぶりだね！ 」
なんと、私がぶつかったのはJO1の與那城さんだった。
與那城さんと最後にお会いしたのは、約一ヶ月前の音楽番組だ。
『 お久しぶりです！ 與那城さん、お一人みたいですけど、他の先輩方は… 』
與「 あぁ、俺一人で買い物に来ててね、その帰り！ 」
『 そうだったんですね！ 』
與「 そういうAちゃんは？ 今着てる服、練習着みたいだけど… 」
『 あー…詳しくは言えないんですけど、色々ありまして… 』
與「 そう……あっ、Aちゃんが良かったら、俺たちの宿舎に来る？ 」
『 えっ、でも皆さんいらっしゃるんじゃ… 』
與「 確かに皆いるけど、別に大歓迎だよ！ それに、Aちゃん、この後予定とかある？ 」
『 予定はないですけど… 』
與「 なら大丈夫だね！ 詳しくは、宿舎に行きながら聞くよ！ 」
『 えっ、本当にいいんですか…？ 』
與「 うん！ 」
『 じゃあ…よろしくお願いします… 』
與「 そうと決まれば、一緒に行こう！ 」
申し訳ない気持ちもあるが、私は、心優しい與那城さんとともに、JO1の宿舎へと向かった。
・
・
Unexpected reunion
" 思わぬ再会 "
・
・
Lively house→←My heart seems to tear.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なす(プロフ) - 更新待ってます💖 (2月28日 9時) (
レス) @page37 id: dedfea958d (このIDを非表示/違反報告)
ぺじゅ(プロフ) - ささん» コメントありがとうございます！！主様のような方からの温かいコメント、すごく嬉しいです😭💓不定期更新にはなってしまいますが、これからも読んでくださると嬉しいです🥹✨ (12月12日 23時) (レス) id: ce70e0c6e3 (このIDを非表示/違反報告)
さ(プロフ) - 更新嬉しいです☺️ずっと楽しみにしています！！！！！無理なく更新待ってます☺️ (12月12日 23時) (レス) @page37 id: 3db943dc83 (このIDを非表示/違反報告)
ぺじゅ(プロフ) - ななしさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて、すごく光栄です(TT)♡マイペース更新にはなりますが、これからも読んで頂けると嬉しいです♡ (2022年7月1日 0時) (レス) id: ce70e0c6e3 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - お話ですごい泣いてしまいました⋯これからどうなるのか気になります🥲🤍お話好きです✨ (2022年6月30日 18時) (レス) @page23 id: 791bab0b0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぺじゅ | 作成日時：2022年1月7日 19時
