轟焦凍のお話 ページ6
冬藍と出逢ったのは小学校の時だった
さらさらな白金髪に宝石のタンザナイトみたいな瞳を持っていて、光に反射してキラキラと輝いている
浮世離れした容姿に子供達は話し掛けて大人達はうっとりとため息をはいていた
冬藍は賢かった
煩わらしく思うほど話し掛けてくる子供達に一人一人答えていった
だが自分からは話し掛けずにただ周りを観察するかのようにじっとみている
だが子供達が全員冬藍のように賢い訳じゃ無い
その時俺の周りには親父の息子だと知った子供達に囲まれ口々に『良いな〜』『羨ましい』
と言われ、火傷のことも聞かれつい怒ってしまいそうになったが
『皆、先生が何かやっているよ?』
冬藍は子供達の意識を俺から変えて助けてくれたのだ
そして俺に微笑むと近づいて話し掛けて来た
『初めまして、轟くん僕の名前はA 冬藍っていうんだ。宜しくね』
柔らかく俺に微笑んできた冬藍に俺は仲良く出来るかもと思った
それから冬藍に俺から話し掛けると嬉しそうに笑ってくれるから俺はよく冬藍に話し掛けた
轟くんと呼ばれることに不満を持って名前で呼べといったのは初めてかもしれない
最初親父のことについて話さないので俺が聞くと
『ん?焦凍の親は有名人か何かなのかい?』
そう言われた時に
『ぼくの親はナンバー2ヒーロー えんでばぁーなんだ』
と言ったら
『へー、焦凍は大変だね』
と何を考えているのか分からない目で言われた時は驚いた
俺は何時も冬藍に驚かされてばっかりだ
そして何度も冬藍に救われた
此奴は特に意識していないのかも知れないが
他の奴にも転けそうになったら助け
女子が重い物を運んでいたら仕事をとらないであくまで“手伝い”の範囲で持ってあげたりする
それが絶世の美丈夫だったら惚れるのも仕方ない
他の奴が真似をしても冬藍程格好つかないし
あんなにスマートに手助けも出来ず仕事を増やされたり全部され先生に怒られ恨まれ冬藍と比較され終わりだ
だからあんなにモテるのも致し方ない
男にも優しいし困っていたら助け、時に叱り、時に支える
だからよく中学からは『騎士様』とイジられ囲まれているのをみる
だが冬藍を『騎士様』呼ばわりすると
『何でしょうか?王子様』
と呼ばれるのは何故なのだろうか
前何時か俺に話し掛けてくれなくなるか心配だったが
冬藍は俺に“一番の親友”と言ってくれた
きっとこれは変わることのない俺の特権だ
之を聞いたら冬藍の妹が怒りそうだな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
縷々 - ぬな←じゃあお前がこれ以上に面白い話しかけよwてかアンチするなら見なきゃいいじゃんwwwアホすぎてウケるw (2022年10月4日 18時) (
レス) @page46 id: b55db71963 (このIDを非表示/違反報告)
ぬな(プロフ) - 誤字が異様に多すぎですよ😓 (2022年4月22日 9時) (レス) @page12 id: 80ee9d7d9e (このIDを非表示/違反報告)
カナリア0719(プロフ) - コメント失礼致します。設定のページにdy透明少女とありますが、正しくはby透明少女かと…BがDになってますよ。 (2021年9月12日 6時) (レス) id: 97708a18d8 (このIDを非表示/違反報告)
鬼龍炎(プロフ) - コメ失礼します！誤字があったので、がむしゃらにのページ？なのですがオールフォーワンの後継者ではなくワンフォーオールの後継者だと思います！ (2021年4月18日 2時) (レス) id: f6341b84c4 (このIDを非表示/違反報告)
後藤 - タンザナイトいろいろ色になってますよwwめっちゃ笑った (2021年3月7日 15時) (レス) id: 7038755ae5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪もち | 作成日時：2020年5月24日 9時
