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私の悲痛な叫びとともに、その場にいた全員が動きを停止する。
『いくら犯罪者だったとしても...私は、お父様を殺してほしくはないの.....だからッ！』
こんな物、要らない。
そう言って、私はぺいんとの手から銃を取り、遠くに投げ捨てた。それと、白い剣はトラゾーさんの持っていた鞘の中へ。
ぺ｢なん、で...Aは、コイツが、憎いとか、殺したいとか、思わなかったのかよッ...｣
ぺいんとが私の肩を揺さぶり、訊ねる。私は静かに答えた。
『...確かに、お父様に騙されていたことに腹は立てたわ。でも、それで負の感情に流され続けたら、きっと後悔することになる。それだけは、どうしても避けねばならなかった...』
父｢A.....｣
気が付くと、お父様が傍に来ていた。それも、どこか悲しそうな目をして。
父｢...本当に、すまなかった。私の自分勝手な行動で、君達に犯罪をさせる所だった。そんな事してはいけないと、自分が1番分かっていたはずなのに...｣
目を閉じて、手に手錠を付けてほしいように手を差し出すお父様。警察は、何も言わずに手錠を付けた。誘.拐罪として、お父様を逮捕した。
｢...では、乗りなさい｣
父｢...はい｣
小さくなるお父様の背中に、私は話しかけた。
『お父様が今までにくれた優しさは、本物です。ですから、その優しさを、他の人にも分けて下さい...さよなら、お父様.....』
消え入る声でそう言った後、お父様を乗せたパトカーは走り去ってしまった。
思わず泣き出す私を、ぺいんとが優しく手を握る。
ぺ｢.....ありがとう。Aのおかげで、俺は我に返れた。今度は、俺がAを守る番だ｣
一呼吸置いて、ぺいんとは言った。
ぺ｢A。俺と、付き合って下さい｣
私の頬に、一筋の涙が伝う。
私も負けじと泣き笑いで言った。
『...勿論、喜んで』
その夜は、私達を祝福するかのように、星が沢山降っていた。
ｰｰｰｰｰｰ
死｢結局、僕達は2人を残してそのまま館に帰ることが出来ましたとさ。めでたしめでたし｣
ト｢いやぁ、なかなかいいお話だったね｣
ク｢ホント、ぺいんとのくせによくやるよな...｣
ぺ｢クロノアさんのは余計じゃない!?｣
『まぁまぁ。そんな怒らないで...』
作｢そうだよ！まだあとがきも書いてないし、なんならanother story(発音良く)だって書いてないんだから。喧嘩なんてしてる暇無いよ？｣
全｢(いちいちこの作者もムカつくよな...)｣
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彩羽#日常組大好き(プロフ) - 初コメです！めっっちゃ最高でした！！これからも応援してます！！ (2019年10月24日 17時) (
レス) id: f94ecd4e57 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - こんにちは！あーねこです！この作品本当に好きです！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 気長に待ってます← (2019年3月28日 18時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 香月さん» コメントありがとうございます。今投稿されている《盗賊シリーズ》が全て投稿されましたらそちらの方も小説にさせて頂きたいと思っていますが、別にオリジナルでも考えていますので、気長にお待ち下さい(*’ω’*) (2019年3月28日 13時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 最っっっっっっっ高に面白かったです！もう読んでる間叫びたいのを我慢しながら読んでました← また新しく日常組の小説を書いて頂けませんか？ (2019年3月28日 11時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年2月3日 17時
