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Aside
『な、何!?』
突然船内中に警報が鳴り響いたと思えば、私達の周りにいた警備員が動き始めた。
｢侵入者発見次第、殺害を許可する｣
そんなアナウンスが響き渡る中、私は他の客と一緒に、外へと追いやられた。
『一体、何が起こっているの...？』
まず、状況を整理しなければ。
多分、侵入者というのは私達の事で間違いないだろう。
そして、その侵入者(私達)の存在が何らかの理由でバレてしまった。
もしかして、気付かない内に危ない所にいたのかな.....
そうだとしたら、これは私の責任だ。
あぁ、大事な事を忘れていた。
『ぺいんとを、助けなきゃ...！』
ぺいんとは確か、そのまま宝石に近付くと言っていた。
つまり、宝石のある場所...オークション会場に行けばいいのか！
幸い、近くに船内マップが貼られていたので、それを確認し、私は客の流れに逆らいながらオークション会場へと走った。
『ぺいんと.....』
オークション会場に着いたものの、会場には誰もおらず、電気すら付いていなかった。私はまだ停電をさせていなかったので、ここの人が消したのだろう。
暫く中を探索していると、突然スポットライトが付いたと思えば、先程見た後ろ姿があった。
『ぺいんと!!良かった、ここにいたん.....』
ゆっくりと振り返ったその人は、ぺいんとではなく、私の父上だった。
父｢久し振りだな、A。ずっと探していたよ｣
『ち、父上!?何故ここに...』
父｢何故って...決まってるじゃないか。私が、このオークションを開いたからだよ｣
『ど、どういう事...？』
私が訊ねた時だった。
ぺ｢A！今すぐそいつから離れろ！｣
『ぺいんと！』
父｢おぉ、君もいたのか。よくも、私の大事な娘を盗んでくれたな.....｣
父上から、ただならぬ怒気を感じた。
ぺ｢何言ってんだ！お前だって俺らの大事な仲間を盗んだくせに！大事な娘とか、ふざけた事を言うなよ！｣
ぺいんとからは、とてつもない殺意を感じた。
2人を、止めなきゃ...！
『父上！ぺいんと！取り敢えず、落ち着いて!!』
ぺ｢落ち着いていられるか！いいかコイツはな、俺らと同じ孤児院にいたAを連れ去ったんだよ！｣
孤児院...？私は、父上の元で産まれて父上の元で育ったのに.....
父｢A、こんな奴の話を鵜呑みにするな。早く私と共に家に帰ろう｣
父上が私の手を掴もうとした時だった。
ト｢そんな事、させてたまるかッ！｣
トラゾーさんが、私の前に立ち塞がった。
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彩羽#日常組大好き(プロフ) - 初コメです！めっっちゃ最高でした！！これからも応援してます！！ (2019年10月24日 17時) (
レス) id: f94ecd4e57 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - こんにちは！あーねこです！この作品本当に好きです！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 気長に待ってます← (2019年3月28日 18時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 香月さん» コメントありがとうございます。今投稿されている《盗賊シリーズ》が全て投稿されましたらそちらの方も小説にさせて頂きたいと思っていますが、別にオリジナルでも考えていますので、気長にお待ち下さい(*’ω’*) (2019年3月28日 13時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 最っっっっっっっ高に面白かったです！もう読んでる間叫びたいのを我慢しながら読んでました← また新しく日常組の小説を書いて頂けませんか？ (2019年3月28日 11時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年2月3日 17時
