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ぺ｢それじゃあ、俺らだけできちんと作戦を確認するぞ｣
トラゾーも来たので、俺達は昼の続きを始めた。出来るだけAには負担を掛けられない。これは、俺が言ったことだ。
ト｢でも、確認って言ったって...昼ので全部確認し終えたと思うけど｣
ぺ｢そうだけど！念入りに確認しておきたいじゃん！｣
強引にトラゾーに確認を一通りさせた後、俺らは大事な事に気付いた。
死｢今回盗むヤツ、本体だけですよね？｣
ぺ｢そうだった...！｣
ク｢本体だけ取り出せばいいんじゃない？｣
そんな簡単に取り出せるなら苦労しない。さぁ、どうやって取り出そうか.....
死｢それにしても、よく考えましたよね。どうしても取られたくないからってライオンの目にしちゃうなんて｣
そう。ライオンの目が今回の狙いだ。この目、ただの蒼い目ではなく、特殊な光を当てると紅く光るのだ。ここら辺で気付いた人もいると思うが、
ぺ｢赤神家の奴らも、それだけ必死になったんだろうな｣
ライオンの目というのは、赤神家の紅い宝石の事だ。
ト｢まぁ、綺麗に宝石を取り出す方法なら少し時間はかかるが、無いことは無い。美術館の方だって、綺麗なライオンさえ戻ってくれば大丈夫だと言っているし｣
ぺ｢なら、いいか｣
死｢明日はもう本番ですし、早く寝ましょ...？｣
今にも寝てしまいそうな声で死神が言ったので、俺らは解散して各々の部屋に戻った。帰り際にAの部屋も覗いてみたが、既に寝てしまっていた。
(寝てる姿も、昔と同じだな…)
俺らが犯した過ち。
それは、今でも心に大きな傷として残っている。
俺らがまだ幼く、孤児院にいた時の話だ。
Aもその孤児院にいて、いつも一緒に遊んでいた。
普段通り、仲良く泥団子でも作っていた時だった。
謎の男の集団が現れて、あっという間にAは連れ去られてしまった。
俺らも追おうとしたけど、大人の足にはかなわなかった。
それから、俺達は【日常組】を結成して色んな盗品を元ある場所に戻してきた。
俺らみたいに、後悔したり悲しんでいたりする人が1人でもいなくなることを願って。
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彩羽#日常組大好き(プロフ) - 初コメです！めっっちゃ最高でした！！これからも応援してます！！ (2019年10月24日 17時) (
レス) id: f94ecd4e57 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - こんにちは！あーねこです！この作品本当に好きです！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 気長に待ってます← (2019年3月28日 18時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 香月さん» コメントありがとうございます。今投稿されている《盗賊シリーズ》が全て投稿されましたらそちらの方も小説にさせて頂きたいと思っていますが、別にオリジナルでも考えていますので、気長にお待ち下さい(*’ω’*) (2019年3月28日 13時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 最っっっっっっっ高に面白かったです！もう読んでる間叫びたいのを我慢しながら読んでました← また新しく日常組の小説を書いて頂けませんか？ (2019年3月28日 11時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年2月3日 17時
