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『そういえば私、変な夢を見たの』
死｢変な夢...？｣
私が見た夢の話をすると、4人はとても驚いていた。
ク｢いやぁ、そんな事ってあるのかなぁ｣
ト｢本当にリアルな夢ですね｣
ぺ｢んで、それ見てAはどう思ったんだ？｣
『なんか、皆の怪盗の原点が見れて、良かったかな』
あと、皆そんな変わってなくてビックリしたけど。
死｢...ちょっと恥ずかしいですよね｣
ト｢ぺいんとが、子供の時から盗みをしてたっていうのもバレちゃってるし｣
ク｢本当、恥ずかしいな...って！何ぺいんと顔赤くしてるんだよ！｣
ふとぺいんとの方を見ると、ぺいんとは口に手を当てて恥ずかしそうに目を逸らした。
ぺ｢いやだって、いくら夢とはいえ...恥ずかしいじゃん.....｣
ぺいんとよ、安心するがよい。ただのリアルな夢だ。実際に起こったとは限らない。
『じゃあ、お先にごちそうさまでしたー』
私は喋っている間にもパクパクと食べていたので、皆より早めに食べ終えて、きちんと後片付けまで済ませた。
ぺ｢あ、A。後で皆で明日の準備するから｣
『了解！』
いよいよ明日かぁ.....
なんだかんだ言って、私も結構ここに馴染んできた気がする。完全に相手のペースに乗せられてるかもしれないけど。
何だか部屋にいても落ち着かなかったので、外の空気を吸おうとテラスに出た。
『ふぅーっ！』
深呼吸をすると、自然の香りが鼻いっぱいに広がる。
改めてここは凄いな。
都会に近い場所ではあるが、同時に辺り一面に広がる森林。
都会と田舎の混じったこの場所を見つけた4人は、本当に色んな所を飛び回っていたんだと思う。
世界中の盗まれた品々を元あるところに戻し、人々に笑顔を与えている。
そんな彼らの中に、私のような一般人が入り込んでもいいのだろうか？
そんな疑問が私の頭を駆け巡り、そして涙として現れた。
何も出来ない、無力な私を否定するかのように。
ぺ｢A？なんで、泣いてるんだよ...？｣
私を呼びに来たぺいんとも不安そうな顔でこちらを見ている。
『ご、ごめん...なんか、涙が止まらないの...』
私がゴシゴシと手で涙を拭こうとすると、ぺいんとがそれを制した。
ぺ｢...なんで泣いてるのかは知らないけど、俺は人の泣き顔なんて見たくないからな。Aは、おれと一緒に笑っとけ！｣
そう言って私の口角をギュムっと上げる。私は必然的に笑わされた。
『い、痛い...』
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彩羽#日常組大好き(プロフ) - 初コメです！めっっちゃ最高でした！！これからも応援してます！！ (2019年10月24日 17時) (
レス) id: f94ecd4e57 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - こんにちは！あーねこです！この作品本当に好きです！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 気長に待ってます← (2019年3月28日 18時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 香月さん» コメントありがとうございます。今投稿されている《盗賊シリーズ》が全て投稿されましたらそちらの方も小説にさせて頂きたいと思っていますが、別にオリジナルでも考えていますので、気長にお待ち下さい(*’ω’*) (2019年3月28日 13時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 最っっっっっっっ高に面白かったです！もう読んでる間叫びたいのを我慢しながら読んでました← また新しく日常組の小説を書いて頂けませんか？ (2019年3月28日 11時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年2月3日 17時
