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『死神君、トラゾー君、クロノアさ...じゃなくてクロノア君、ぺいんと君だよね？』
ぺ｢そうだけど...何で俺らの名前知ってるんだ？｣
『それは...』
少し言葉に詰まる。何て言えばいい？
ク｢まぁまぁ。きっとこの人、先生の友達とかだよ｣
先生...？
死｢そうか、先生の友達か！こんにちは、先生の友達さん！｣
『あ、私の事はAって呼んで』
何か皆は勘違いをしているみたいだが、ここで比定するとかえって怪しまれるから、そのまま認めることにした。
『先生は、今どこにいるの？』
ト｢先生は今、買い物に行ってます｣
相変わらず、トラゾーは礼儀正しいんだな。
ぺ｢クロノアさん、俺お腹空いたから何か食べるねー｣
ぺいんとはそのまま孤児院の中に入っていってしまった。
死｢ここだと寒いし、中入りましょ！｣
死神に背中を押され、私は孤児院の中に入った。
孤児院の中は、とても綺麗だった。塵一つ落ちていないフローリング、真っ白な壁。隅々まで掃除が行き届いているのが分かる。
ト｢あぁあぁあぁ!!｣
突然トラゾーが大声を上げた。何かあったのだろうか。
ト｢おい、ぺいんと！何でこれがここにあるんだよ！｣
そう言って高々と上げたのはいかにも高価そうなネックレス。
ぺ｢あー、それ？さっき盗まれてたみたいだから、取り返した｣
ク｢相変わらず、ぺいんとの盗んで取り返す趣味は意味が分からないな｣
『え、ずっとやってるの？』
死｢そうですよ。僕達、将来世界中の盗まれた物を元の場所に戻してあげようって、決めてるんです｣
なるほど、怪盗の原点はここにあったか。
ぺ｢A、応援してくれるよな！｣
『う、うん。応援するよ...』
ハッ、と目を覚ますと私はベッドにいた。どうやら夢だったらしい。結構リアルな夢なんだけど。
でも、あれが過去の日常組...ちょっと可愛かったな。
今日は自分から食堂に行こうと思い、私は髪を梳かし軽く結ってから、乱れた服を整えて部屋を出た。丁度死神も出てきていた。
死｢あ、Aさ〜ん。おはようございます〜｣
『おはようございます』
声と見た目からして、寝起きだろうか？クロノアさんみたい。
死｢一緒に、食堂行きませんか〜？｣
『いいけど...先に顔とか洗った？』
すると死神は、｢えっ!?僕何か付いてました!?｣と言って急いで部屋に戻った。いいや、先行こ。
ト｢あ、おはようございます。朝食出来てますよ。もう1人で起きれるんですね｣
『もう、子供扱いしないでよ！』
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彩羽#日常組大好き(プロフ) - 初コメです！めっっちゃ最高でした！！これからも応援してます！！ (2019年10月24日 17時) (
レス) id: f94ecd4e57 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - こんにちは！あーねこです！この作品本当に好きです！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 気長に待ってます← (2019年3月28日 18時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 香月さん» コメントありがとうございます。今投稿されている《盗賊シリーズ》が全て投稿されましたらそちらの方も小説にさせて頂きたいと思っていますが、別にオリジナルでも考えていますので、気長にお待ち下さい(*’ω’*) (2019年3月28日 13時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
香月 - 最っっっっっっっ高に面白かったです！もう読んでる間叫びたいのを我慢しながら読んでました← また新しく日常組の小説を書いて頂けませんか？ (2019年3月28日 11時) (レス) id: 436e682d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年2月3日 17時
