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「何なのよ今の放送、、、」
「ただの冗談でしょ」
さっきの放送により校内は大混乱
本当か嘘か見破る為に皆辺りに助けを求めていた
私もその中の1人に過ぎない
『ねえしゃけ、大丈夫だよね、、、?』
「さぁ、、どうだろ」
隣に居た友人、しゃけことシャークんに尋ねる
が彼も戸惑っているらしくそんな返答が返ってきた
_キャアアッ!
取り敢えず周りの人に事を聞こうと歩き始めようとしたその瞬間、階段の踊り場付近で悲鳴が聞こえた
「A!離れんな」
『う、うん』
先程の悲鳴に身の危険を感じたのか私を呼び止めた
咄嗟に進めようとした足を引っ込め、しゃけにくっつく
彼もそんな私の腕をぎゅっと握りしめた
″あ゛あ゛あ゛ッ!!″
悲鳴のした方から呻き声のようなものが聞こえた
静かな廊下にその声が響き渡る
「何、、、?」
怪訝そうに眉根を寄せて声の方へ近寄っていこうとするしゃけの腕を引く
その時に見えてしまった
口から垂れる涎
ハートの浮かんだ水色の目
ボロボロになっているパンダパーカー
瞬時にゾンビだと悟った私は掴んだ腕を引っ張って走る
しゃけは戸惑ってはいたものの抵抗はせず私に引かれるまま走った
2分程全力疾走した後に近くの空き教室に入って鍵を閉める
「は、はぁ、、、どうしたA、、、、いきなり走り出すなんて」
『それが_』
私はさっき見た事を事細かに話した
「成程ね、、、にしても本当だったんだ」
『私にもまだ分かんないけど多分、、、』
2人顔を見合わせて深いため息をついた
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あああああ(プロフ) - めっちゃ好きです!!✨続きが気になります! (2023年4月2日 0時) (レス) id: a75cc7347b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おはら。 | 作成日時:2022年6月11日 15時