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225羽 ページ31

音楽の時間になった


今度のこの時間。テストを行いますと先生の一言





歓声なのかブーイングなのかわからない声が響く




『(来週かー。後でベルに相談しないとなー)』





そんなことを思いながらぽけーとしていた





「そうだ。言い忘れてた。





そのテストですが、二組合同で行うので少し教室狭いかもしれないけど…」





え?






「二組…ってことはもう一つの音楽のクラスと一緒ってことだよな…?





…あ!じゃあエースとかいるじゃん!」






真がそういって目をキラキラさせた





そんなに嬉しいの!?汗






『あ、そーいえば、真って何歌うんだっけ?』






「俺?言ってなかったけ??」






『言ってたかもしれないけど色々ありすぎて忘れちゃった…汗』





「俺は、ここの世界の歌歌うつもり。ただ…」






『?ただ?』








「曲名は知らない!」






そう言われてなんでよと思ったけど、読めなかったらしい





いろんな世界の人がいるからいろんな文字があるのはおかしくないし



読めないのも納得はするか…汗


 


「Aは?ずっと聞くの忘れてたけど」





『あー。そーいえば言ってなかったっけ…。






名前は…。あれ?』







「どーした?」






そういえば、私あの曲のタイトルの名前思い出せないや





『なんだっけな…しあわせの…シャンティ…えっと』






「??????」





そのまま目をつぶって考え始めた私




『うーーーん???なんだっけー??汗』






「思い出せないのか??」






『うん…』



_____________________
真side


「Aの知ってる歌なんだよな?なんで思い出せないんだ??」





Aがきめたといったあの日





めちゃくちゃ嬉しそうな顔をしていた






それだけその歌に思い出があったからだと思ってたけど…







そーゆーわけじゃないのか…?





『うーん。この歌友達から教えてもらった曲だから歌は覚えてるんだけどタイトルが…



歌詞とメロディ覚えないとって思ってたからそっち思い出せないや〜







うーーーーーー!!大切な曲なのに〜…』







「大切な曲…」





そう俺がいうとAは前の夢の花同様詳しく教えてくれた






『あのね、雪の王国っていうところの大切な歌なんだ。





…今はもうない国なんだけどね。』

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作者名:平野いのり | 作成日時:2021年10月25日 23時

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