219羽 ページ25
「一つ3人にまだ話してなかったことがあるんだけど、
前に中庭でキライダーが出たことがあったんだ。」
ユウ君の話は奇妙だった。
出たはずのキライダーが忽然と姿をけしたらしい
「キライダーってAに攻撃されてやっとの思いで消えるはずだよな…？」
「うん。そのキライダーがすぐに姿をけしたんだ。
あと、真が反応を示さなかった」
話によると真は妖精らしく、キライダーなどの怪物がでた場合は体が反応するらしくすぐにわかるらしい
「…あ、そうだ。鏡もなかった！」
その言葉に一斉に私を見る皆
「鏡ってキライダーやっつけた後にでてくるんだよね？」
「うん。…それが出てこなかった…？？」
「そうなの。さっきのキライダーはAが飛ばされた後にすぐに魔法で攻撃したら消えたの
だから、鏡だけは見つけないとって思って探したんだけど…見つからなくて…」
「そーいや！学園内にも何回かキライダーでたよな…。生徒が2.3対倒したけどそのあと何もなかったし
なんなら、何事もなかったみたいにその場は綺麗になってた…」
「あぉ、エースと僕もその現場を見たことあるから間違いない」
その奇妙な現象は…一体なんなんだろうか…？
そんなモヤモヤがはれないまま私は学園から速やかに出ることになった
「気をつけて、バレないようにね」
「うん…。あのAのことなんだけど、
何かあったら連絡してほしい…」
「…それなら、僕と連絡先交換しておきませんか？
ベルさんとは直接繋がってた方が便利だし」
「…たしかにそうだね。ユウ君は信用できるし」
「それ、ユウ以外の俺たち信用されてないのか？？」
「…別に？」
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作者名：平野いのり | 作成日時：2021年10月25日 23時
