Half lie part 9 ページ9
【廉side】
駅に着くと、神と玄樹はもう来ていた
玄神『おはよう〜』
紫廉『おはよう』
「いい天気だねぇ」とか「楽しみだね」とか
たわいもない話をしてるうちに目的地に到着
水族館に着くと紫耀は俺の方に来てコソコソと
「後で玄樹と２人になれるように協力してや」
と言ってきた
俺は笑顔でオッケーのサインを出すと
紫耀も笑顔で「ありがとう」と言ってた
チケットを買って水族館に入ると、玄樹は目を
キラキラ輝かせて
玄『すごい〜すごい』
って喜んでた、俺もあんな風に可愛く素直に
表現出来たら紫耀は俺を好きになってたんかな？
アカン‥‥アカン‥‥頭を左右に振って、ありもしない妄想をかきけした
紫『あーあっちにマンボウおるみたいやで、
玄樹見たいって言うてたやろ？見に行こ』
玄『マンボウ？見たい見たい』
そうキャッキャ騒ぎながら先に進む２人
休日で人が多いから、紫耀と玄樹、俺と神の
間はどんどん開いてしまう
廉『あっヤバい、はぐれてまうな、ちょっと
急ごうか神』
そう言って走り出そうとした瞬間
神に手を捕まれた
廉『えっ？神？どうしたん？』
神『廉はホントにいいの？目も赤いし昨日
泣いてたの？』
俺の心の半分の蓋がガタガタ鳴りだす
廉『なに言うてるん神？はよ行こ？
見失ってしまうで』
俺は惚けたフリをした
神『廉は紫耀の事‥‥廉『それ以上言うな！』
神『廉‥‥』
廉『頼むからそれ以外言わんとってや
お願いや‥‥神』
俺の心の半分はパンドラの箱
開く訳にはいかへんのんや
遠くの方で玄樹が一生懸命、俺達を呼んでいる
玄『おーい廉、神宮寺』
おいで、おいでと手招きして呼んでいた
俺は俯き泣きそうな顔だったが、顔を上げる
瞬間に笑顔に戻した
廉『先にみとって、すぐに行くわ〜』
そしたら紫耀が両手を上に上げまるを作り
オッケーのサイン
２人がマンボウの方に行く後ろ姿を見届けた
廉『いつまで手繋いどく気なん』
そう神は手を全然離してくれない
神『もう少し廉が笑うまで』
廉『俺は十分笑っとるわ！』
そう言うと神が水槽を指差した
指差した水槽を見ると今にも泣きそうな顔の
俺が映ってた
廉『あれ？なんでや？泣きそうやん』
神『廉‥‥俺の前では無理しなくても大丈夫
だよ』
神が優しく言うてくれたけど、俺には心の半分を誰かと共有するなんて無理やった
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ありす(プロフ) - 最新話読ませていだきました。海人くんに関係がバレてしまいましたね。これから色々放課後に向けてたくさん質問を考えているような気がしてドキドキします！続きの更新楽しみに待ってます！がんばって下さい！ (2019年5月17日 11時) (
レス) id: 5fbe968aa4 (このIDを非表示/違反報告)
Kano(プロフ) - あずあずさん» コメントありがとうございます。移行しましたのでよかったらまた見て下さいね (2019年5月17日 10時) (レス) id: 5b062cefbe (このIDを非表示/違反報告)
あずあず(プロフ) - 毎日更新が楽しみで仕方なくて続きが気になってしょうがないです(笑)廉ちゃんかわいいです泣 (2019年5月17日 0時) (レス) id: e859fd24b5 (このIDを非表示/違反報告)
Kano(プロフ) - れいさん» コメントありがとうございます。廉くんのかやいい姿書くのたのしいです♪なのでもう少し書こうかなと思ってます‥‥笑これからも読んでもらえると嬉しいです (2019年5月16日 23時) (レス) id: 5b062cefbe (このIDを非表示/違反報告)
Kano(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます。紫耀くんが知るのはもう少し先のお話になる予定です！楽しみに待ってもらえるなんて嬉しい限りです (2019年5月16日 23時) (レス) id: 5b062cefbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kano
| 作成日時：2019年5月2日 15時
