先生 No.13 ページ13
【紫耀side】
俺は手の中にある小さな箱を眺めていた
「お疲れ紫耀」
「あっお疲れ廉」
「それ、玄樹くんに渡せへんかったん？」
「渡せなかった‥‥」
「なんでや？今年は香水もらったって
喜んでたやん、渡したらよかったやん？
やっと先生忘れてきたって紫耀も喜んで
たのやろ？」
「玄樹が笑ってたから」
「はぁ？？」
「前までクリスマスくらいになると先生を
思い出してすげー落ち込んでたのに
今年は笑ってたんだ」
「だから渡せなかった、これを渡して
また困らせたくなかってん」
「はぁぁ紫耀も拗らせてるね
お前何年片思いする気なんや」
「うぅぅ‥‥わからん」
「俺は何年お前の恋人役をやったらええ？」
「勝手に恋人役にしてほんまにごめん」
「それはかまへんけど、もう先生は
おらんねんやろ？だったら紫耀が
玄樹くんを自分のものにしたらええやん
先生の代わりをするくらい好きなんやろ？」
「好きだけど‥‥もう泣いてほしくない
俺が好きだって言って困らせたくない
玄樹の心の負担にはなりたくないんだ」
「はぁ〜ホンマ一途やね紫耀は
負担になりたくないから俺を恋人って
事にしたんやろ？」
「うん」
「紫耀はホンマにお人好しのアホや」
って廉に呆れられた無理もない
先生の事で傷ついてる玄樹が、俺の事まで
悩まなくてもいいように、廉に恋人役に
なってもらった
俺に恋人がいれば、玄樹はまた先生の所へ
何にも気にせずに戻れると思った
けど‥‥
先生は玄樹を迎えには来なかった
もうそろそろ俺が玄樹の隣にならんでも
ええんやろうか？
小さな箱を見つめながら、何度も出るため息
そんな俺を廉が後ろから抱きしめる
「‥‥廉」
「ホンマお人好しのアホ紫耀、そんな
泣きそうな顔で何回ため息つくねん」
「‥‥ごめん」
「玄樹に断られたら、俺がそれをもらったる
だから頑張りーや紫耀」
「‥‥廉」
「はぁ〜俺も大概お人好しやで」
そう言って、クールでキレイな顔を
くしゃと崩して笑ってた
本当にごめんなさい
完結するくらい書いてたのですが
大幅に書き換えました
なので２回だけの更新では終わりそうも
ないです
よかったら後数回お付き合い下さい
よろしくお願いします
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 324人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱ(プロフ) - Kanoさん！ お久しぶりです！ 神先生を心のどこかで思いながら切ないストーリーに泣けそうです！ (2020年7月22日 23時) (
レス) id: 08b4ec7b3b (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - はじめまして！先生に戻ってきてほしいけど、ひらいわも最高だし、だけどそしたられんれんが…いや大倉くんいるから大丈夫?!とか勝手に考えちゃってます笑更新楽しみにしてます！ (2020年6月24日 16時) (レス) id: d373f469f9 (このIDを非表示/違反報告)
0303(プロフ) - はじめまして！！先生が戻ってくることを願ってしまいます(´･ω･`) (2020年6月23日 20時) (レス) id: c1552a2eaa (このIDを非表示/違反報告)
Kano(プロフ) - ななみさん» コメントありがとうございます。実はそうだったんです、また更新頑張ります (2020年6月23日 17時) (レス) id: 5b062cefbe (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - えっ？えーっ？まさかの展開にびっくりです！続きが気になります。 (2020年6月23日 13時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Kano
| 作成日時：2020年6月22日 23時
