9時間目 ページ9
【廉side】
「玄樹〜今日も可愛いいね」
「‥‥‥」
「///おっおはよう」
毎朝毎朝、懲りることなく話しかけてくる
神宮寺と平野
何で平野は照れながら挨拶しとんねん
いい加減鬱陶しい
「玄樹の髪はふわふわだね」って神宮寺の手が
伸び玄樹の頭に触れそうになったので
慌てて叩き落とした
「いってぇー廉ちゃんは今日もツンデレ美人」
なんやねんそれ？アホ神宮寺に何を言っても
無駄なんて、この１ヶ月でようわかったから
今日も無視をする
「ねぇねぇ、もうそろそろ友達になってよ
俺らすげーいいやつだよ」
「いい奴はな、自分の事をいい奴なんて
言わんのや、何回もいうてるやろ
友達なんか俺らにはいらんねん！」
「ホントに厳しいなぁ〜でも諦めないよ」
「平野お前もボーと立ってんと、こいつの事
止めろよ」
「‥‥俺も‥‥その友達に‥‥なりたいから」
「はぁ？もうええ消えろ」
「消えれないよぉ廉くん、だって同じクラス
だもん俺ら」
朝からうざ絡みする神宮寺にイライラしながら
自分達の席に着こうとした時
平野が「永瀬」と呼んで俺の頭に手を伸ばしてきた
「触んな！」
俺はイライラが爆発して、思いっきり平野の
胸ぐらを掴むと、バランスを崩して床へと
2人揃って倒れこんだ
俺は今にも殴りそうな勢いで、そのまま
平野に馬乗りになり胸ぐらを締め上げる
「触んなっていうてるやろ」
そう怒鳴ると‥‥
平野は申し訳無さそうな顔をしながら
「これ、髪に付いてたから」
そう言って指で摘まんだ糸クズを見せてきた
「えっ‥‥」
「勝手にとってごめんね」
糸クズを取ってくれただけやったん？
それやのに俺は‥‥
俺は‥‥どんどん人の事を信用出来へんように
なってきてしまってるんや
ホンマに最低なんはきっと俺や‥‥
「永瀬？大丈夫？」
今だに胸ぐらを掴まれながらも、俺の心配を
する平野
俺は「ありがとう」も「ごめんね」も言えずに
「2度と近寄るな」
そう平野に向かって吐き捨てた
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ななみ(プロフ) - Kanoさん、いつも楽しみに読ませていただいております。待っている間も先が楽しみでワクワクですし、Kanoさんの作品を読み返して待っているので大丈夫です！更新ありがとうございます^_^ (2020年9月18日 12時) (
レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
Kano(プロフ) - グレープぐみさん» 長々とほったらかしにしてすみません、こんなにほってたのに楽しみにしてもらえてたなんてありがとうございます (2020年9月15日 12時) (レス) id: 5b062cefbe (このIDを非表示/違反報告)
Kano(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます 更新したのでまた読んで下さいね (2020年9月15日 12時) (レス) id: 5b062cefbe (このIDを非表示/違反報告)
グレープぐみ(プロフ) - 久々の更新嬉しいです。展開気になります(^o^)楽しみにしています。 (2020年9月15日 12時) (レス) id: 3a298fd55d (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん - 更新楽しみにしてます (2020年6月21日 20時) (レス) id: bb4683d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kano
| 作成日時：2020年6月16日 16時
