人間、個性把握テスト ページ17
「個性把握…テストォ!?」
いやいやいやいや。
個性の把握なんざしてるだろぉ?あ??
把握してないんなら、入学前に出したコスチューム要望とか手続きやらはな、ん、な、ん、で、す、かぁ!!?
入学式もガイダンスも寝るけど。寝るけど!!
なぁんで私がこんなことしなきゃいけないのかなぁあ!
先生はなにやら中学の体力テストに不満があるように話す。
体力テスト。私がいつもD判定のやつ。
SからDまでにランク付けされており、私はその一番下であるDを中学三年間ずっと守ってきた。
まぁスポーツもしてないんだから当たり前だろうけど。
先生はそのまま続ける。
「国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けてる。合理的じゃない。まぁ文部科学省の怠慢だよ」
「…なぁ爆発」
『んだよクソインキャ』
「…怠慢って何」
『…帰って教え殺したるわ』
「…私が覚えてなくてもてめぇさえ覚えときゃ良いんだよ。教え殺すな脳内爆発野郎が」
『ボロが出るから知識付けるって結論になったのを覚えてねぇのか?あ?』
──「陰陽師」
「ひゃい!!!!」
先生の話を他所に幽霊爆豪と静かに話していたのだが、先生にバレたのか名前を呼ばれる。が、見た所違うようだ。
変な声出してしまったのは許せ。
「中学の時ソフトボール投げ何mだった」
「…4?」
「…なんかすまん」
先生は気を取り直して「じゃあ“個性”を使ってやってみろ」と言う。
そして。
ここからは爆豪のターンである。
私が円に入り先生からボールを受け取るとスゥ…と体の重心が後ろに下がる。
そして表に出る爆豪。
目つきが変わるのがわかったのか先生の顔つきが真剣なものに変わる。
「んじゃまぁ」
──「死ねぇ!!!」
と、叫んだ。
爆風に乗せられ勢い良く空高く飛び上がったボール。
弧を描きながら落ちたボール。先生が持つ機械に数値が映し出されるようで、先生は“705.2m”の数字を見せつける。
「なんだこれ!!すげー面白そう!」
どこがどう面白そうなのが理解できないが、まぁ規格外だろう。
心っ底面倒だが。
「…面白そう…か」
そこでふと、先生の顔付きが変わる。
小汚さが増して座敷わらしのようである。まぁ座敷わらしは子供限定なのだが。
「ヒーローになる為の三年間。そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?
よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し、除籍処分としよう」
はぁぁああぁぁぁ?!?
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フラペチーノ - 最高です。続き待ってます！ (2020年4月23日 19時) (
レス) id: 457bb7fd5b (このIDを非表示/違反報告)
海 星(プロフ) - 真龍さん» ひやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！ありがとうございます！！ありがとうございます！！ここ最近ほんっっっっっと更新していなくて申し訳ないのですが、そう言っていただけると本当にありがたいですっ！！コメントありがとうございます！！ (2019年2月26日 22時) (レス) id: 28c6736f14 (このIDを非表示/違反報告)
真龍(プロフ) - 神 (2019年2月21日 18時) (レス) id: cad0db13a6 (このIDを非表示/違反報告)
海月 星(プロフ) - [いくと]さん» コメントありがとうございます！罵倒×罵倒という謎の戦いを繰り広げて負けたり勝ったりしているだけなのですが（汗）笑っていただけたのなら何よりも嬉しいです！更新頑張ります！！ (2018年1月16日 23時) (レス) id: 28c6736f14 (このIDを非表示/違反報告)
[いくと] - すっっっっごく面白いです！爆笑しすぎて腹筋が……発想力羨ましいです(笑)更新頑張って下さい！ (2018年1月16日 23時) (レス) id: 31ad1d6ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 星 | 作成日時：2017年8月27日 16時
