とこしえばな【虎】 (ページ19)

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キツイことを言ったのは、自覚してる。

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松倉「Aちゃん風呂入ったよ」

川島「そっか、‥‥良かった。結構やられてたから」

七五三掛「まぁあんなの見たら、ね」

吉澤「すぐ家直るといいけど時間かかりそうだな」

宮近「てか海人、さっきのは言い過ぎなんじゃない？」

海斗の怒ったような目が俺に向けられる。

中村「‥‥わかってる」

松田「分かってんなら気を付けろよ！」

‥‥は？

なんで元太がそんな怒ってんの？

‥‥最初に見つけたのは俺なのに。

なんで勝手に再会なんかして、なんで。

宮近「Aちゃん多分、そんなに頼れる人いないんだと思う」

中村「‥‥え？」

七五三掛「一人暮らしだしね」

吉澤「結婚式の時だけど会社の人にも仲良い人いなさそうだったよ、新婦さんとしかいなかったし」

‥え

松田「‥彼氏も多分いない。いたら今日飯来てない」

松倉「確かに‥」

宮近「それでも海人はあの子を追い出したい？」

そんなの

ちがう、

中村「待ってよ、サイテーじゃん俺」

一緒に来た元太と海斗に嫉妬して、何も悪く無い彼女に冷たく当たって。

俺なんかより余程皆のほうがAちゃんのことよく見てるじゃん。

ただでさえ弱ってるのに、さらに傷付けるようなことして何してんだろ。

中村「ごめん」

川島「いいよ、俺らは。Aちゃん上がってきたら話しな」

俯いた俺の頭を如恵留くんはグシャリとする。

「俺も取り乱してごめん」

元太はそう言って俺の背中を叩いた。