夏の終わりに想うこと (ページ10)

今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:54,998 hit

ー10ーページ10

和サイド

和「楽しかったね。ありがとう。」

A「みんなおもしろかったー。昔から、和のお兄ちゃんみたいなイメージでたまに話すくらいだったからこんなにたくさん話せて嬉しかった。」

和「ほんと？4人ともいい人でしょ？あ、そうだ。A。明日も休みでしょ？俺も休みだからゆっくりできるし痛いところ、頑張っちゃわない？」

と言うとすごく考えてるA。治さないといけないのはわかってるんだろうね。

もう俺Aに夢中だわ。かわいくってしょうがない。もうひと押しかなーと思い

和「今日頑張れたじゃん。Aならできると思うよ？俺。誰かに助けてもらおっか。誰がいいかな。潤くん？翔くん？え、まさかのまぁくん？」

と言うと小さい声で、潤くんは怖そうだから智くん、と言ってくれた。

Aさんね、その選択大正解だと思うよ。俺でもあの人選ぶわ。なんかわかんないんだけどオーラが違うのよね。

和「ん、優しいもんね、智くん。連絡してみようね。偉いな」って

ぎゅーってすると嬉しそうに見つめてくるので思わずキスしちゃった。

ああ、俺はずっとこの日を待ってたんだなあと思いAを見ると恥ずかしそうに照れているので、俺もなんだか恥ずかしくなって

和「よし、じゃあ俺もそろそろ帰ろうかな。
明日10時に迎えにくるで大丈夫？」

A「うん、わかった。ありがとね。」

和「こちらこそ今日はありがとう。ちゃんと歯磨きして寝るんだよ？じゃあね、おやすみ。」

Aの部屋を、出てスマホを取り出し

「大野さん、明日ご指名入りました。10時過ぎに召集です。」

とグループに送ると、予めお願いしてたから次々と

潤『くっそー絶対俺だと思ったのに』

雅『今度Aちゃんと遊びに行こ』

翔『2人ともガンバです』

そして最後に

智、了解って敬礼してるスタンプが送られてきた。

翌朝、Aのマンションに向かう。昨日この道を歩いてたときはこんなことになるなんて思ってなかったなーなんて考えながら。

昨日は焦って押したインターフォンを落ち着いて押す。

A「はぁーい、あ、和。おはよ」

和「おはよ、夜痛まないで寝れた？」

A「うん、大丈夫だった。あぁ、行きたくないな。」

和「ふふっ俺とのデートだよ。終わったらどっか行こっか。」

あまり乗り気でなさそうなAを連れて昨日置いて帰った車で医院に向かった。