〇3. ページ14
「あれ？どこ行くの？」
車は帰り道を過ぎてご機嫌に進んでで、
まるで月に向かってるみたい。
J「ん？それが、より美味しく食べられるところ。」
「ほんと？嬉しい！」
J「久しぶりになっちゃったな。外出んの。」
ちょっと寂しげに呟かれたその言葉の重みが心地いい。
思いがけないドライブの始まりに弾む心は、
潤くんの帰るよ連絡を受けた時の気持ちと一緒で、
「嬉しいは、潤くんといれて、だよ？」
J「...知ってる。」
２人揃う喜びを、２人で噛みしめる。
ふふって笑ったら、
J「んだよ。」
照れ臭そうに伸びた手が、私の頭をくしゃくしゃっと撫でて、
それに脇腹をポンって叩き返したら、
J「あぶねぇわ！！」
そう弾む声は、潤くんも抱くワクワクで溢れてる。
車は、あれからもう何度も来てる、思い出の地に吸い込まれるように停まって、
車を降りたら、引き寄せられるように合わさる手のひら。
絡む指が、存在を探すよう、薬指の指輪を撫でる。
見上げた空。
まん丸の月から放たれる優しい光は、
空を立体的に神秘的に映してる。
「きれい。」
J「ちょっと血ぃ騒ぐよね。」
「え？変身しちゃう？」
J「オオカミに？」
「え？笑」
J「って、団子出してんし。」
繋いだ手を離して、いそいそと出した団子。
J「うまそーだし。」
嬉しそうに呆れ笑う潤くんが、私の手から団子を受け取ると、
J「いただきます。」
そう言って、私の背中に立って、
様子を伺うための振り返る間もなく、ちょっと乱暴に前に回った腕が、
肩を抱いて、
団子に気を取られて無防備な首筋、
吐息が触れた次の瞬間、
歯の当たった感触の後、
音を立てて、舌が私を味見した。
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まるこ(プロフ) - kisarsloveさん» リクエスト、ありがとうございますっ！！思い浮かばないまま、桜の季節が終わってしまいました(´Д` )今は、続の続を頑張りたいと思いますっ！！よろしくお願いします(^ ^) (2018年4月25日 12時) (
レス) id: 346897f7b5 (このIDを非表示/違反報告)
kisarslove(プロフ) - いきなりすいません。今年は、お花見のお話は書かないんですか？ (2018年4月25日 7時) (レス) id: 5699258933 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - いづみんさん» お祝いの言葉、そしてコメント、ありがとうございますっ！！ステキな道明寺でしたね！！もう、ほんと、10年前そのものの。悔しいほどに。笑。あれは、見返しちゃいますね！！続の方も頑張りたいと思いますっ！！よろしくお願いしますっ！！ (2018年4月19日 13時) (レス) id: 346897f7b5 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - marisukeさん» marisukeさん、初めましてっ！！お祝いの言葉、そして、いつも読んで下さってて、ありがとうございますっ！！会話だけでしたね。笑。相変わらずな。笑。帰ってからのいちゃいちゃは想像にお任せします！ホログラム。ほんと、欲しい！！これからもよろしくお願いしますっ (2018年4月19日 13時) (レス) id: 346897f7b5 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 冬花さん» 冬花さん、こちらにも、ボードにもありがとうございますっ！！相変わらずな甘々な２人。今回、会話だけでしたね。笑。帰って、もっと感想言わされながらいちゃいちゃしたことでしょう。笑。お祝いの言葉、ありがとうございますっ！！ハグハグっ！！大好きです！ (2018年4月19日 13時) (レス) id: 346897f7b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ
| 作成日時：2017年9月19日 23時
