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｢抵抗しないの……？｣
私の肩から顔を上げたまふまふさんは、とてもつらそうな顔をしていて、さっきまで泣いてたせいで目も赤い
｢今は真冬のお姉ちゃんやってますので｣
自由効く右手で、まふまふさんの長い前髪をのける
興奮してたからか、少し湿っていて可愛い
｢そらるさんの気持ちが今ようやっとわかったよ｣
｢そらるさんがまふまふさんとまた1歩近づけたようで、私も嬉しいです｣
安心させるために精一杯笑ってみせる
彼も眉毛は下がっていたけれど笑ってくれた
まふまふさんに掴まれている左手がどんどん持ち上げられて、最後に私がさっき避けた前髪から覗くおでこにそっとあたった
｢今回だけ｣
｢はい｣
まふまふさんは目を閉じていて、とても幻想的だった
ぎゅーっと腰に回されている手に力が入って、まふまふさんの体は本当に目の前だ
｢君は残酷だね｣
目を開くと同時に放たれた言葉
それは何に対して言ったのかわからなかった
それほどまでに私は色々なことをこの人にしてきたのだから
｢私はまふまふさんの味方です｣
だから、これだけしか返すことは出来なかった
｢君にならそらるさん、あげてもいいよ｣
｢元々私のなので｣
｢急に可愛くないこと言う｣
｢私もそらるさんのものなんです｣
私に巻き付いている嬉しくて優しい鎖だ
私はそらるさんのもの。
そらるさんは私のもの。
少女漫画じゃよくある、ありふれたセリフだけれど、実際に貰った時は今はまでの不安が一切消えるような……いつでも私に力をくれる
｢そらるさんには、いつまでも敵わないや｣
｢私も一緒です｣
｢じゃあ、一緒にいつか倒そうね｣
｢はいっ！｣
まふまふさんの綺麗な、本物だと思える笑顔を初めて見えた気がした。
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うみ(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/pearl122636/ (2021年12月3日 0時) (
レス) id: 77005ad5b8 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ああああさん» いえいえ、良かったです笑 (2020年10月28日 22時) (レス) id: ced046ff92 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - 読めました！本当にありがとうございます！(遅くなってすみません…) (2020年10月28日 21時) (レス) id: f63922dcd6 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ああああさん» R表示でも無理なら……ウェブの方でURLを貼っていただく他ないようです泣すみません (2020年10月26日 20時) (レス) id: ced046ff92 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - あの、題名とURLどちらをコピペしても見れません…どうすればいいのでしょうか… (2020年10月26日 20時) (レス) id: f63922dcd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パール
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pearl12261/
作成日時：2020年7月29日 16時
