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取り敢えず、サーシャも着替えた方が良かったし、私も気持ちを建て直したかったので一度解散してから改めて2人でテーブルを囲んだ





「目ぇ、まっか」

「あまり汚い言葉を吐くようなら、その牙へし折るから」



「事実だろっ」




爆笑しながら私の隣に座って、充血してる目を見てまたバカにしたように笑った



「治してやろうか?」

「……待ってそんなことできるの?
なら、腕の時にもそうしなさいよ」

「やっていいのか?」




挑発的な顔に私を試すような目

得意じゃない魔術の行使は媒体がいる
明らかに私が分からないんだろうと踏んでる目だ

……癪に障る




「媒体は、なに」

「ん?媒体?
あっはー、治すんのは魔術じゃねェよ?」



ざぁんねぇーん。と戯けて、糖分とんないといつも動かしてない頭を働かせてピーピー悲鳴あげんぞ。とクッキーを口に突っ込まれる。



「もういい。治さないで
私に触るのも禁止。これ以上近づくな」


「ぷっ、イヤイヤ期かちゅかぁ?」




「今すぐその高い頭を下げて謝らないのであれば、サーシャが次に食べるクッキーが悶えるほどの塩辛いものでありますように。って全身全霊でお願いしてあげる」




本当に叶うか知らないけど、ありえない事でなければ、私がそうであったらいいな。と思えばそうなるのだ
山のクッキーの中からひとつ、塩辛いものがあったって不思議ではない



「……うそ?」


にっこりぃ



純血吸血鬼に塩なんて効かないだろうけど、苦手なのは知ってる。
サーシャのお皿に盛られてるのは砂糖が側面に着いているもの
大して私のは塩の結晶が混ぜ込んであるもの


さぁて
料理長は今日も変わらず、まるで機械のように砂糖と塩の2種類のクッキーを作って1枚も間違えずにお皿に盛れたのかしらね、サーシャ。




「……」




謝罪の言葉はなかったけど、頭を垂れたので鼻で笑ってやった
因みに、サーシャが次に食べたクッキーは塩辛かったらしく床に転がってた


……一度そうなればいいなと本気で思ってしまったんだもの。仕方ない。

□→←□



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パール(プロフ) - あめさん» ありがとうございます🙇‍♀️頑張らせていただきますっ (3月14日 14時) (レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 遅くなりましたが続編おめでとう御座います!!これからも作者様の執筆活動応援してます!! (3月5日 20時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - もなかさん» ありがとうございます。細かく書くつもりはないんですが、お陰様で進みが遅すぎて、全然本題の人間界へ言ってくれなくて困ってます笑。ちまちま更新、頑張っていきますね。ありがとうございます (3月2日 12時) (レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - もう本当に好きです。最高です。日々の生きがいにさせて貰っております!細かい描写の表現などいろいろ本当に好きすぎます。これからも無理をなさらない程度に頑張ってください!本当に心から応援しています! 長文失礼しました。 (2月26日 1時) (レス) @page4 id: 3cb0a298d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パール | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年2月25日 16時

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