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もうみんなが必死だった
何とかして私の体調を、いや体調は二の次で、何とかして私の血液を確保しようと造血に繋がる色々を試してきた
みんなの目が怖かったので何も言わずにされるがままになった。
サーシャはかなり私の血がお気に入りなのは自他ともに事実として受け止めている
私もこの状況でガッツリ吸われたら今度こそ死んじゃいそうだしね
その時はサーシャも巻き込んで、になるけども
もう大分回復はしてるけど、ベットで安静に！！と肩を掴まんばかりの勢いで言われたので、寝るわけでもなくゴロゴロと広いベットの上で昨日借りてきた本を読んでいた
結構集中していたはずだけど、片隅でなにやら騒がしいのを感じて本から顔を上げる
どうやらメインの部屋の方からのようだ
侍女達が喧嘩でもしてるんだろうか
だとしたら関わらないにこしたことはないね。あの人達の関係とか全然知らないし、人間の小娘なんかに何か言われたくないだろうしね
再び本に視線を戻した時だった
───バンｯ！
大きな音で開かれた扉に条件反射でそちらに視線を向ける
｢おやめ下さい！｣｢関係ございません！｣とか、必死な侍女達の声。
ついこの前お目にかかった人物がその侍女を薙ぎ払うように壁に吹っ飛ばし私の方へと歩みを進めてくる
サーシャの中兄さんだ
明らかに機嫌が悪そうで、圧をかけられてるのか一瞬目が合ったきりもうそちらを見れなかった
殺される。
｢随分といい部屋を貰ったようですね｣
｢はい。アレクサンドル様には過分な加護を与えていただいております｣
｢城の臓物庫が焼き払われた。貴様、どういった了見で我ら王族に楯突くか｣
｢はい？｣
｢とぼけるか。穢らわしい。その皮ごと骨を引き裂いて脳に直接聞いてやろう｣
理解できてないのに、なにか相手を刺激しまったらしいことは分かった
伸びてくる長い爪に防御本能として腕を持ち上げ頭を守った
冷静に考えればこんな事したって、今度は腕ごと絶たれるのは分かってるけど、目をぎゅっとつぶって、襲ってくるであろう痛みに構えた
｢……なんだ、これは。穢らわしいにも程があるぞ｣
来ない痛みに緊張は解けないけど状況確認だって必要だ
だって私、この状況がなんなのかさっぱりわかってないんだから
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パール(プロフ) - あめさん» ありがとうございます🙇♀️頑張らせていただきますっ (3月14日 14時) (
レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 遅くなりましたが続編おめでとう御座います！！これからも作者様の執筆活動応援してます！！ (3月5日 20時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - もなかさん» ありがとうございます。細かく書くつもりはないんですが、お陰様で進みが遅すぎて、全然本題の人間界へ言ってくれなくて困ってます笑。ちまちま更新、頑張っていきますね。ありがとうございます (3月2日 12時) (レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - もう本当に好きです。最高です。日々の生きがいにさせて貰っております！細かい描写の表現などいろいろ本当に好きすぎます。これからも無理をなさらない程度に頑張ってください！本当に心から応援しています！ 長文失礼しました。 (2月26日 1時) (レス) @page4 id: 3cb0a298d4 (このIDを非表示/違反報告)
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