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｢1日ずつずらすでもいいよ。あれは私も悪かったから｣
許すと言わんばかりに口が解放され、もう引き止めるものはなくなってしまった
これは自慢では無いが、話そうにも口を開けばこのままかぶりつく自信がある
いや絶対そうする
頼むから突き放して欲しい
俺、とことん自分は甘やかすタイプだって自負してるので、手放しに受け入れようとしないで欲しい
てかそうする用意があるなら、初めから3日起きだ。なんて制約をつけないで欲しかった
Aは考えるようにまつ毛の影を頬に落とすと、｢仕方ないか｣と小さく呟いてはソファーを立った
見下ろしてくるオニキスに疑念を向けるとそそくさと足早に部屋を出ていった
｢ンだよ……｣
美味そうな気配が扉に遮られて、ゆっくりと口元から手を離す
聖水ってガチでやばいんだな
絨毯は撥水性を生かし、染み込むことなく水面張力をもって広がっていた
多分あれに触れれば皮膚がイカれるんだろう
一度腹に力を入れて、一気に負傷部分を治す
ごっそり魔素は持ってかれたものの綺麗に戻ったのを確認して、ソファーに横になった
塩だのニンニクだの十字架だの
所詮人間界で用意されるようなものは俺には効かないが、天界様の下げ渡しとくれば魔の物もお優しぃ神様方は天に召そうとするからな
｢今なら私でも勝てそうね｣
声を辿ると戻ってきたAが言葉とは裏腹に眉を下げており、そこから伝わる気持ちは“心配”のひとつに尽きる
しゃがみこみ、汗で引っ付く髪をAは丁寧に指で退けていく
人間の手ってなんでこんな暖かいんだ
｢ふふ。落ち着いてきたみたいね。今のサーシャ、小動物みたい。かわいい｣
くすくす笑われ、気分は良くないが今は疲れてるのもあってかそのままにしてやる
目を閉じて、Aの指が頬を滑り目にかかる髪が退けられていくのに身を任せた
｢サーシャ……、色々ありがとね｣
思いもよらない脈絡のない感謝に、瞼を開き殊の外近くにあったAの顔をみて眉根が寄った
｢藪から棒にどうしたんだよ。別に感謝されることしてないだろ｣
｢貰ってばかりだし、助けても貰ったし、感謝されてもいいんじゃないの｣
何の話だ？ガチで思い当たらない
特に助けた記憶はない。なんなら振り回しまくってるし、やらかしまくってる自覚ならある
てか貰ってばっかなの俺じゃね？
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パール(プロフ) - あめさん» ありがとうございます🙇♀️頑張らせていただきますっ (3月14日 14時) (
レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 遅くなりましたが続編おめでとう御座います！！これからも作者様の執筆活動応援してます！！ (3月5日 20時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - もなかさん» ありがとうございます。細かく書くつもりはないんですが、お陰様で進みが遅すぎて、全然本題の人間界へ言ってくれなくて困ってます笑。ちまちま更新、頑張っていきますね。ありがとうございます (3月2日 12時) (レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - もう本当に好きです。最高です。日々の生きがいにさせて貰っております！細かい描写の表現などいろいろ本当に好きすぎます。これからも無理をなさらない程度に頑張ってください！本当に心から応援しています！ 長文失礼しました。 (2月26日 1時) (レス) @page4 id: 3cb0a298d4 (このIDを非表示/違反報告)
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