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真っ黒な石畳に吸血鬼を象徴とする赤の絨毯が、一端の切れ目もなく向こうの王座まで繋がっている。
この絨毯を踏めるのは王族とそれに順する立場の者だけで、いくら他国の王族といえども土足の到来は許されておらず、この絨毯の上にさらに敷物を引いての出迎えとなる
その意味わからん価値の絨毯で片ひざをついて、そこに腕を乗せ頭を下げる。
挨拶の向上が済めばようやく面を上げて、豪華絢爛な装いの1対の吸血鬼———国王とその配偶者を視界に入れた
｢少しはやんちゃな報告は減ったようですね｣
俺と同じ銀の髪を優美にまとめている、こちら一応は実母。俺が末っ子なこともあってか、かなり甘やかされてきた自覚はあるが、最近は厳しくすることにしたのか造られた笑顔を浮かべるだけで温かみは感じない。
｢母上の周りに虚偽の報告をするものが減ったようでよかったです｣
｢相変わらず口だけは立派に育っているようだな
その能力をもう少し能力に生かせなかったものか｣
頭が痛いといわんばかりに否定に手を当てて、軽く頭を振ったのが父親でこの国の最高権力者だ。
教育熱心なタイプではなかったので、小さいときは気付けば最後に顔を合わせたのが何年も前だった。なんてことがざらだった。
そんな厳格な親父であり、認められようと躍起になっているのが一番上の兄で、ちゃらんぽらんな俺はかなりその兄から嫌われている。
しかも最近、大きなやらかしをしたばっかりだ。
一番上の兄の耳に入ったら、俺の部屋は消し炭になるだろうなぁ。
Aの件を報告した時の母上の青ざめた顔が今でも忘れられない。今更変わることない事実なので、どんなに後悔しても仕方ないが、一番の問題は俺が後悔してないことなんだろう
そんな考えが知られたら、親父から半殺しにされそうなので言わないが
｢要件はなんですか？できれば媒体収集、もうちょっと簡単になりませんか？
それか準備期間をもう少し設けてくれるとか｣
さらっと自分の不満兼要望を伝えてみたけど、親父の顔が強張ったので｢冗談でーす｣と発言を取り消した
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パール(プロフ) - あめさん» ありがとうございます🙇♀️頑張らせていただきますっ (3月14日 14時) (
レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 遅くなりましたが続編おめでとう御座います！！これからも作者様の執筆活動応援してます！！ (3月5日 20時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - もなかさん» ありがとうございます。細かく書くつもりはないんですが、お陰様で進みが遅すぎて、全然本題の人間界へ言ってくれなくて困ってます笑。ちまちま更新、頑張っていきますね。ありがとうございます (3月2日 12時) (レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - もう本当に好きです。最高です。日々の生きがいにさせて貰っております！細かい描写の表現などいろいろ本当に好きすぎます。これからも無理をなさらない程度に頑張ってください！本当に心から応援しています！ 長文失礼しました。 (2月26日 1時) (レス) @page4 id: 3cb0a298d4 (このIDを非表示/違反報告)
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