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あっけらかんとしてるサーシャにどうしても怒りをぶつけたくて足を動かそうとするが、全くどうして。ビクともしない
｢……あんたに、こんな変態な趣味があっただなんて。幻滅した！｣
｢オイオイ。何をそんなに怒ってんだよ
コッチはAが防具を作って欲しいって言うからやってんのによ｣
｢今そんな話してないの！離れて！離れろ！｣
｢わーった。わぁかったよ。離すし離れるから、落ち着けって｣
不服そうに口をへの字に曲げ、私の足を解放するとそのまま降参だ。とばかりに顔の横に両手を上げた
サーシャは私がこんなに怒ってる理由も分かっていないようで、急変した私の態度に不満やら困惑で眉根に力が入っている
情緒はどうなってるの。
｢吸血鬼はみんなそうなわけ？女性の服を断りもなく急に解くなんて｣
｢いつもやってんじゃん、それくらい。｣
吸血の際にサーシャが吸いやすいように、多少なりともはだけさせる。それと同じじゃないかと言ってくる
死んでる。情緒も男女の機敏も。
｢これから人間界に行くんだから、教えておいてあげる。
異性の……、いいえ。同性だとしても、いい歳をした相手に無断で服を脱がせるような行為をしてはいけません｣
｢いい歳って、Aまだ2桁のガキじゃん｣
｢人間は3桁まで生きる方が稀なの。もう20を過ぎれば大人だし、情緒と育ってる。そんな相手に今みたいなことしたら一瞬であちらの監獄送りだからね！｣
｢生きずらい世の中だなぁ｣
完全に異なる感覚を持っているのは分かっていたことだ。
生きてる年数も体の丈夫さも何もかもが違う
けど改めて種族の壁を感じた
｢はぁ｣
｢もうしねぇよ。……いいと思ってやったんだ。そんなに嫌なことだとは思わかなった｣
そっぽを向いて、ブツブツと不本意ながらも分かろうとしてくれてるのか居心地が悪そうにサーシャは身を縮めた
怒りすぎた。とは思わないけど、感覚の違いはサーシャのせいではない。
知らなかったことを、しかも知る術もなかった彼にこれ以上は無用だろう
分かってくれたならいい。
｢私も知らないこと、たくさんある。吸血鬼のことも教えて
これから私たちは死ぬまで一緒にいなきゃいけないんだから｣
すっかり小さくなったサーシャの頭を撫でて、当たってはないけど蹴ったことを謝った
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パール(プロフ) - あめさん» ありがとうございます🙇♀️頑張らせていただきますっ (3月14日 14時) (
レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 遅くなりましたが続編おめでとう御座います！！これからも作者様の執筆活動応援してます！！ (3月5日 20時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - もなかさん» ありがとうございます。細かく書くつもりはないんですが、お陰様で進みが遅すぎて、全然本題の人間界へ言ってくれなくて困ってます笑。ちまちま更新、頑張っていきますね。ありがとうございます (3月2日 12時) (レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - もう本当に好きです。最高です。日々の生きがいにさせて貰っております！細かい描写の表現などいろいろ本当に好きすぎます。これからも無理をなさらない程度に頑張ってください！本当に心から応援しています！ 長文失礼しました。 (2月26日 1時) (レス) @page4 id: 3cb0a298d4 (このIDを非表示/違反報告)
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