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私の身の安全が、やっぱり私たちの命って言う点で一番優先されると合意がいった
かといって一番強いサーシャを今私に縛り付けるわけにもいかないので
｢やっぱり作るか｣
｢なんでそんなに嫌そうなの。ひとつ作ったんだから変わらないでしょ
それともやっぱり、コレ、すごく高価なの……？｣
｢やー。どーだったかなー？俺買い物とかしたことねぇし？｣
わざとらしいはぐらかし方だけど、事実サーシャが物の価値を知ってるのも思えない
半分は本当なんだろうけど
……完全にサーシャのペースだと、サーシャの考えが全然分からないな
割いた空間からまた石を取り出して、片手でそれを投げながら遊んでいる隣の人を横目に観察するけど、無邪気な子供にしか見えない
｢アクセサリーとか洒落たヤツ分かんねぇから、変なの作っても文句言うなよぉ｣
｢私も知らないから大丈夫よ｣
｢んじゃ、首だな。吸う時に邪魔だと思って止めたけど、人間って首切れたら死ぬんだろ？｣
｢……ごめん。何を想定して話してるのか分からないんだけど
人間は5体とも吸血鬼のように再生できないんだから、もちろん四肢のどれかを失っても生命力でいったら著しく損なうことになるの
……痛いのやだし｣
｢んじゃ、ジャラジャラ付けっか｣
人間がいかに脆いのかを時間をかけてとくとくと話したいけど、サーシャはそういうの苦手そうだから
多分そんなことをすれば右から左。さらには本来覚えてたであろうことも、脆いからとにかく気をつける。でまとめられてしまいそうだ
今回のところはこれで引くしかない
｢右手出して｣
大人しく差し伸べられた手に自分のものを重ねる
そしてなんの合図もなく、反対の手に持たれていた石がキラキラの粉となって空気に溶けていった
綺麗だ。
ぶっきらぼうな石だと思ったけど、こんなに光を反射させるなんて、魔術は本当に意味がわからない
｢左のと同じやつでいっか｣
私の右手を柔らかく握って、手首に向け指先をぐるぐると回すと、さっき空気に溶けていったはずのキラキラが集まってきて金の鎖を編み出した
｢……すごい。勝手に出来てく｣
サーシャは集中してるのか、私の話に乗ることはなく黙々と輪を描いてそしてぐるりと一周させた
サーシャが手を離せば重力に従って鎖は私の手首に着地し、左手と同じように外すことの出来ないサイズで収まっていた
｢あっという間｣
両手首を合わせて、全く同じ金の鎖を並べる
確かに、サーシャの言う通りアクセサリーと呼ぶには質素すぎるけど、胸が暖かくなった
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パール(プロフ) - あめさん» ありがとうございます🙇♀️頑張らせていただきますっ (3月14日 14時) (
レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 遅くなりましたが続編おめでとう御座います！！これからも作者様の執筆活動応援してます！！ (3月5日 20時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - もなかさん» ありがとうございます。細かく書くつもりはないんですが、お陰様で進みが遅すぎて、全然本題の人間界へ言ってくれなくて困ってます笑。ちまちま更新、頑張っていきますね。ありがとうございます (3月2日 12時) (レス) id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - もう本当に好きです。最高です。日々の生きがいにさせて貰っております！細かい描写の表現などいろいろ本当に好きすぎます。これからも無理をなさらない程度に頑張ってください！本当に心から応援しています！ 長文失礼しました。 (2月26日 1時) (レス) @page4 id: 3cb0a298d4 (このIDを非表示/違反報告)
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