【drm】背後is指示厨 [完結]

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❁ ❁ ❁




オレはざくっていうと神って部類だけど、アマテラスのやつだったりゼウスのやつだったり七福のやつらと比べれば力も存在も小さい神だ

神的力も1回しか使うことを許されてないしな




まぁ認めたくないが、事実、神としてはザコ。



でもバカみたいな機能をバカみたいにもってるアマテラスのやつとかとは違って、人間の起伏は分かるし、人間にも寄り添ってやれる自信がある。
良くも悪くもアイツらって全ての人間に対して全肯定マンだから

一応元人間のオレからすれば、生粋の神達って頭いかれてる






オレに願掛けをしたヤツ、名前を佐野A。
可哀想なヤツ。



｢だるまは今晩何食べたい？｣

｢おー……肉か肉か肉やな｣

｢じゃからあげ作ろっかなぁ｣



親はさっさと天国(コッチ)に来て、親戚のところで生活していたけど、高校卒業と同時に渋谷ハルと同棲……A曰くシェアハウスを始めた


それで幸せなら良かったんだけどなｧ……



あの男はダメだ。なんならAにとって最悪と言い切ってやる。

最低最悪束縛ヤロウ。




なぁーにを躊躇ってんのか温めてるのか知らんけどな、あの距離感はきちぃだろ。
だけど普通に触るし、施しをしようとしてくる。

Aも悪い。それをよしとしてるんやから。
ホンマは約束破られるとちゃんと傷つくくせに、適当に誤魔化してアイツに言わんし
言わんから改善されんし、変わらん。




ピタ。とAの足が変な場所で止まった
んだ？とオレも同じように止まってAが向いてる方を見る

人通りが死ぬほど多いのにAが何を見てるかはすぐに分かった。



｢見んな｣と金縛りにあったかのように動かないAの視界に蓋をした

けど実際はどうやろな。結局はオレが見たくないものに蓋をしただけかもしれん。

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