【CR】さよなら三角、また来て

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男って本当にワケわからない。





｢もう1回やれ。｣



｢やだよぉ、僕疲れたっていってるじゃん｣




｢あぁ？いいからやれ。いつも一人でやっててつまんなくないのか？｣




夕飯。
結局mondoはうちの家に食べに来た

でもそれは夕飯が目当てなのではなくて、cptが目当てで
たまたま家に帰ってきたところのお母さんに捕まって3人で仲良くご飯を食べたという感じだ





さっきまであんなに仲悪そうだったのに、今じゃ





｢仲良くなるの早いね……本当に｣




｢仲良くないよォ！｣



｢まーじやめろ。誰がこんなブタと仲良くするんだよ。キモすぎ｣




｢でもゲーム一緒にやるんでしょ？｣




言い合う2人は言葉こそ酷いものだけど、ゲームの内容を話し合ってる時はむちゃくちゃ楽しそうである


私はどうやら邪魔者らしい




何故か私の部屋で話している彼らを置いて、私は一階に降りた


下は下でお父さんがヤンキーもののドラマを見ていて、私はそのままキッチンに移動した

冷蔵庫を開けてお茶を汲んで喉を潤す




sellyも……友達とかいるのかな。




余計な心配すぎるけど、mondoが同年代の男の子と話してるのを久しぶりに見たけどとても楽しそうだったから

やっぱり男の子は男の子と話してた方が楽しいのかな……なんて思ったりして




｢Aー、こっち来て｣



呼ばれた方を見るとmondoがひょっこりと顔を出していた



｢なにー？｣



空になったコップを置いてmondoに近づくと｢家に戻る｣と言った

わざわざ言わなくても勝手に戻ればいいのに、いつもはそうしてるくせに私にバイバイでも言って欲しかったんだろうか？




履き終えるとくるりと反転して私の方を見た
私のいる位置が段差があって少し高いので、いつもほどmondoの顔との距離は遠くない




｢明日、どこにも行くなよ｣



｢なんで？どっか行きたいところがあるの？｣



｢違う。アイツと出かけんなって言ってるんだよ｣



｢ぷっ…はは、そんな嫉妬しなくてもぉー｣




私が笑ったのが気に食わなかったのか言葉込みで気に食わなかったのか、mondoのこめかみに青筋が立ったけど
あんたりに可愛いことを言うもんだから笑わずにはいられないでしょ




｢わかったわかった。出かけることになったらmondoも誘うね｣



｢だる。休日に外にいるやつは馬鹿ですよ。｣




｢じゃー断りなく出かけるから｣



｢やぁ……やぁ…｣




歯切れの悪い否定に小さく笑って、ツンデレさんに｢大丈夫、ちゃんと言うよ｣と言って家から見送った




｢じゃあね、おやすみなさい｣



｢ん。おやすみ｣

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