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｢お邪魔しまぁす｣
｢はい｣
日曜、彼が家にやってきた
おばあちゃんは街の人たちと出かけてくると謎の気遣いをして朝から外出
私もせっせこと家を掃除して彼がやってくるのを待っていた
｢はい、これ。色々設定してあげるよ｣
｢うん｣
私は彼を連れて自分に部屋を案内した
どうぞと開けた私の部屋は家具なんてものはゼロに等しくて、ベットと机だけ
クローゼットすらないこの部屋はさすがに怪しまれたか、はぁ？と言われた
｢こっち来たばっかりだからまだ何もないの
あの机でも大丈夫？｣
｢いやそれは大丈夫だけど……
Aお金ないの？｣
｢なんて失礼なことを聞いてくるんだ……。違うよ。
ここ、おばあちゃん家なの。親は2人とも日本｣
｢ふーん｣
大して興味なさそうにでも確実に彼の足取りが悪くなった
気遣われているんだろうか
でも私だってこれ以上のことを言いたくなかったし、教える義理もなかったので曖昧な空気のまま話がおわった
彼が黙々と机の上で機械を広げていって、私はそれを後ろで見ていた
パソコン本体だけではなく様々な機械があって、それが何本ものコードで繋がっていく、そして彼は最後にパソコンの電源をつけて、セッティングをしたら｢できた｣といった
優に1時間
｢お疲れ様
想像以上にごっつくてびっくりした｣
｢これいいやつなんだよ。普通に使えるから、試しになにかゲーム買って｣
｢試しにって何買えばいいの？｣
彼に勧められるがまま椅子に座って、後ろから彼の手がマウスとキーボードを操作した
私は膝の上に手を置いてそれを見ているだけ
｢オレこれやってる｣
PUBGと書かれたそれは、シューティングゲームとある
生憎ゲームは任天堂様のマリオ系列しかしたことないので、こんなリアルな外人が写ってるものなんかしたこともない
｢これ怖い？｣
｢ホラーじゃないよ。バトルロイヤル｣
｢まぁいいや、それ買う｣
親から無責任に送られてきたクレジットで私は躊躇いもなくそれを買った
ダウンロードに時間がかかると言われたので、何か食べる？と聞いたら、食べると即答された
食べ盛りの男子はやっぱり違う
私たちは一度リビングに行って、私は適当にお菓子を机の上にばらまいた
｢入れたら夜やろ。俺もまだ新しいのにダウンロードしてないけど｣
｢いいけど……教えてよ？私なんもわかんないよ｣
｢大丈夫。俺が教えるんだから｣
｢“傲慢は滅びに先立つ”｣
｢日本語？｣
｢馬鹿｣
｢あぁ？｣
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月瀬咲(プロフ) - 長くなってしまいすみません。これからも応援してります……！ (2021年12月11日 16時) (
レス) id: 4c6e10abe5 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬咲(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。他の作品と共に拝読いたしました。素敵な作品で感情が凄く動かされました……！タイトルがこの読み方であってるのかな？と思いながら読んでいたのですが、最後に答えが書かれていて言葉では表せないような気持ちになりました……！ (2021年12月11日 16時) (レス) id: 4c6e10abe5 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ゆーちゃさん» ありがとうございます。是非ともまた、他の方の作品で (2021年12月10日 18時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - m i s aさん» misaさんいつもありがとうございます🦕後日談(泣)なんか、考えても考えても大人な雰囲気になってしまって笑笑書きなぐったら載せますね (2021年12月10日 18時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - はやせさん» うぅ、ありがとうございます。CR好きと言ってもかけるほど理解してる方は少ないので、もし次書く方が知っていたらまた (2021年12月10日 18時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
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