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貴族のみんなは流石に空気が読んで、なんにも言わずに私達を湖の真ん中に移動させて消えた
お菓子もない。お茶もない。
石造りの椅子とテーブルだけしかない
｢さて…、キミはどこから来た｣
ニッコリと楽しそうに、でも私の逃げ道は作ってくれない
けど初対面の相手なのに人払いをしてくれたんだ。
こんなことそうそうない
もちろん道への橋は完全に人で封鎖されてるけど、私が暗殺を企んでいたらどうするつもりだ
｢答えないのかい｣
｢私には話す権利がありません｣
｢じゃあ、なんの為に私を呼んだのかな｣
｢困る…質問をされると思ったからです｣
｢それは例えば…。“キミの母は子など産んでいない。”という事実か？｣
私の母。
前王妃は青の国の王族。この人の妹。
しかも溺愛の
子を授かったらそりゃ連絡を入れるだろう
たとえそれが貴族のやり方として好ましくないとしても
この目の前にいる人が妹から身ごもった。なんて手紙が届いているはずがない
なら必然的に私は正室の子じゃなくなる
妾の子か、はたまたその辺の貴族から貰ったか
そう王は考えてるんだろう
｢耳を疑ったよ。黒の国へ嫁ぐため若くして飛びだった妹が、子を産んでいたなんて
しかも黒髪の｣
｢申し訳ございません。なんの説明もなしに妹様のお名前をお借りしてしまって｣
｢いや、妹はこの国を出た時点でもう青の国の者じゃない。
そちらが国の工作をこっちに話す義務はないさ｣
そんな…ものなんだろうか
仲が良かった兄妹の名前を勝手に使って私はこの地位にいるのに
怒りも悲しみもないというのか
｢まぁでもそうだねぇ……。そのネタでいくらか揺すってキミを手に入れるっていう手もあるか｣
そうだろ？と手のひらを開いた
そこには何も入ってはない
その手を取れってことだろうか
手に入れるって何？
私を獣魔避けに使うってこと…？
でもそれなら獣魔を消す方法があるから必要ないよ
｢そらるなんてどうだ
親族同士、仲良くできるんじゃないか？あんな色素の薄い国でその髪は異質すぎるんじゃないかな｣
｢王……。私を迎え入れてくださるというのは嬉しいのですが…、そちらのメリットがあるように思えません。
私たちは獣魔を消す方法を手にこちらにやって来ました。
獣魔さえ消えれば私の利用価値はありません｣
｢神を下ろせるんだろ？｣
｢ぁ……いや、あれは…｣
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パール(プロフ) - 魔灯さん» はい、わてもです。 (2021年10月17日 10時) (
レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ふみさん» ひぃぇ〜。未来人間になってしまった……。ありがとうございます、治しておきます！ (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - わらわらびもちさん» 毎日更新途切れないように頑張ります(泣) (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - めろんぱんさん» こんな、川から落っこちる予定ではなかったのに、寄り道してしまいました笑楽しんでもらえてるなら、道草も意味ありましたね！ありがとうございます (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - そらるさんが好きすぎて死にそう////// (2021年10月17日 9時) (レス) @page28 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
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