過 保 護 の パパ【まふまふ】[完結]

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人生初の高校生






新品の制服に身を包んで、入学式を済ます

偉い人の長いお話を聞き流しつつ、無事完了した


これで私も華のＪＫっというやつだ





ちなみにパパは仕事で来れないって言ってたので来てない






正直に言うと……ちょっと寂しい。





｢ねぇ、相川さん！相川さーん！……相川さん？｣




｢あ、なんですか？｣



いけないいけない

まだ苗字が変わったことに慣れなくて、すぐに反応ができない





しかも相川なんて苗字のせいで出席番号が1番なのだ
最悪だ



1組の1番



特に私がすごい訳でもないのに、色んなものを取りに行かされた



なんかよくわからない賞状とか……



苗字で代表にされるほど悲しいことは無い




｢相川さんこのあと暇？何人かでファミレス行こうって話してるんだけど｣



いつの間にか私の席の周りには3人の女の子がいて、てらいのない笑顔が向けられていた



｢この後……｣



｢あ、用事あったら大丈夫だよ！連絡先だけ交換しよ！｣



別に予定があるわけじゃない

家に帰るだけだ




でも問題はある。




今の時間は15時30分



ちょこっと行ってすぐ帰れば大丈夫だよね

どうせパパ帰るの遅いし、何食わぬ顔で家にいれば問題ない





｢行きたい｣



｢よかったー！じゃ、行こ！｣

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