過 保 護 の パパ【まふまふ】[完結]

46 天月side ページ48

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Aちゃんが部屋に荷物を取りに行っている

まふくんはマスク越しでもわかるほど笑顔だ




｢良かったですねー、パァーパ｣



｢殴られたいのか｣




また一風変わった笑みで俺を見てくる
でもホント良かった良かった




｢今回はありがと、預かってくれて｣



｢いいえー！めちゃいい子だったからこっちは何もしてないよ｣



｢それならいいんだけど………｣




後ろからﾀｶﾀｶ走る音がして、目を向けるとボストンバッグを手にしたAちゃんが小走りでやってきた




｢これで全部｣



Aちゃんはまふくんの前で止まると嬉しそうに隣に移動した



｢天月さん！お世話になりました！
これからもパパをよろしくお願いします｣




｢はーい。Aちゃんも勉強頑張って｣



｢もちろんです！｣




俺が手を出すとAちゃんも手を出して、勢いよくハイタッチした


まふくんが目をまん丸にしていたけど、気にしない





｢パパ帰ろ｣




女の子とまふくんが並んで歩く姿はとても不思議な気持ちになった。

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