私に彼を会わせて下さい【そらる】

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今までのトップにランキングするであろうスピードでお風呂を終わらせ、部屋着ではなく私服に着替える

すっぴんであるけれども、そもそもさっきからずっとすっぴんであったから今更だ、問題なし

今更メイクしても

え？なにこいつ張りきってんの？


なんて思われでもしたら悲しくて伏せってしまう




まだ椅子に座ってるのかな……と恐る恐るリビングを覗くも、そらるさんはテーブルではなくテレビの前でしゃがんでいた


それは不味い。

なぜならそこには私の大好きなそらるさんのもろもろがー！




｢わぁーー！ダメです！！見ないでくださいっ！｣



全力で走って閉める
けど遅すぎたようで、近くでクスクスと笑う声が聞こえた


とても恥ずかしくなって温まった上にこれでもかっていうくらい体が熱くなった



｢見ました……？｣


｢うん。ごめん｣


｢もうダメです。私生きてけません。
気持ち悪いでよね、そらるさんが出てるものすべて集めて……雑誌とかも。はぁー｣




穴があったら埋まりたいとはこの事か
未だにクスクスと聞こえる


そらるさんにこんなに笑われるってとてもレアだけど、だからこそこれはとても恥ずかしいことなんだ




｢大丈夫。こんなに熱狂的なファンがいて俺も嬉しい｣




想像と違う言葉が返ってきて驚きのあまり顔をあげればｺﾞｯﾝと頭がぶつかる


頭頂を抑える私にあごを抑えるそらるさん


私は何ということをしてしまったんだ

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