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「おーい。」
「あ、はい！なんでしょうか！」
無駄に大きな私の声が防音室を反響して私に返ってくる
目の前にはそらるさんの手
「いや、ボケっとしてるからまだ体調が良くないのかと思ったけど、元気そうだね」
「はい、大丈夫です」
「それで、ピアノ弾いてくれるの？くれないの？」
細身のそらるさんはゆっくりとピアノの方に歩みよる
すーっとホコリ一つ被っていない真っ黒なピアノに指を滑らせた
綺麗だなーって見つめていたら、そらるさんと目が合って、急いで下をむく
｢そらるさんは何歌えますか｣
｢いや、俺に合わせないで君が弾けるの弾いてよ。
知ってるのだったら歌うって話｣
｢そらるさん。私はそらるさんのファンですよ？
そらるさんが歌ってみたあげたものなら何だって｣
何を口走ってるのだー！
と思った時には、遅い
小さな小さな笑い声
｢君ってば馬鹿なの？｣
｢え、ば、ばか！？｣
｢いや、ごめんごめん。ありがとう
こんなにファンと話すこともないから、なんか……照れ隠し……かな。｣
さっと顔を横にそらすそらるさん
なんですか、私を萌え死にさせる気なのですか？
今ほどにタイムマシンが欲しいと思ったことはないだろう
大袈裟だけれど
｢それじゃ、あ、アイネクライネ……聞きたいです｣
尻絞りな声だけれども前からは、んという声
ﾄﾞｷっと胸が高鳴って、さっさと準備をするべくピアノの蓋を開ける
ピアノに肘をついているそらるさん
絵になるなーってほんとに思う
「いい？」
「はい」
そらるさんの細い指がコツコツとリズムを刻みだし、私も指を鍵盤にそえる
コンクールとか試験とかもちろん緊張する
でも、今このドキドキは緊張とは違ったあこがれが近くにあって、心が揺れているのだ
そらるさんの悲しい音が防音室に反響した
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パール(プロフ) - まんぼうコロッケさん» はっはっ！！あ！！あーー、あの、さかたんのスマホのあれ（題名曖昧ですみません）よ、読んでます！う、嬉しすぎる。これでも日本語苦手で小学生の言葉でポエムと混ぜて書くのが私のくせで、それを褒めてもらえるのは嬉しすぎます！ありがとうございます (2018年11月17日 9時) (
レス) id: 2f353b1bdb (このIDを非表示/違反報告)
まんぼうコロッケ(プロフ) - 文章中の日本語…というか文の流れみたいなのが綺麗で、心が洗い流される気がします(*‘∀‘)美しい日本語！更新頑張ってください！ (2018年11月16日 15時) (レス) id: 372f9ebd09 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - フシさん» なんと嬉しい言葉！自身あまり恋愛もの好きではないので、これからどうなるか、一緒に想像をふくらませましょー！更新頑張りますっ (2018年11月13日 20時) (レス) id: 2f353b1bdb (このIDを非表示/違反報告)
フシ - 少しずつ進展しているところが可愛いですね。そして少女漫画通りにいかないことも。とても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年11月12日 17時) (レス) id: dec9627405 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - くるるさん» ありがとうございます！未だに作品内で2日しか経っていないという。少し丁寧過ぎたかなとも思ってたのですが、この方が小説感はだせますもんね！更新頑張りますっ！ (2017年10月27日 22時) (レス) id: d11f75bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パール
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pearl12261/
作成日時：2017年9月28日 21時
